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2016.07.29【東京】

三軒茶屋経済新聞

三軒茶屋のパン店がグランプリで栄冠 「揚げカレーパン」東日本1位に

 三軒茶屋のパン店「Boulangerie Shima(ブーランジュリ・シマ)」(世田谷区三軒茶屋2、TEL 03-3422-4040)が7月11日、日本カレーパン協会主催「第1回カレーパングランプリ」の「東日本揚げカレーパン部門」で1位に輝いた。

 「今一番うまいカレーパンはどれだ?」をテーマに、カレーパン日本一を決める同グランプリ。東日本と西日本別に「揚げカレーパン部門」「焼きカレーパン部門」を設定。今回は約300のパン店がエントリーし、ブーランジュリ・シマは「東日本揚げカレーパン部門」の「最高金賞」を受賞した。

 「シマパン」の愛称で親しまれる同店。2007年にオープンし、島健太さんと妻の恭世さんが運営する。受賞した「揚げカレーパン」(180円)は、数種のスパイスをホールとパウダーで使い分け、本格的なインドチキンカレーを包んだもので、1日100個以上も売れることも。注文を受けてから揚げるため、いつでも揚げたてが食べられるという。

 健太さんは「カレーパンが一番おいしいのは揚げたて。最高のタイミングで食べてもらいたいので、急いでいる人やすぐに食べられない人以外には全て揚げてから提供する」と話す。

 受賞後は取材や客が増えたが、今後も変わらないスタイルで営業したいという島さん夫妻。「生まれ育ったこの街に恩返しができるような店でありたい。駅から遠くてもわざわざ足を運んでくれるお客さまを大切に、コミュニケーションを取りながら『街のパン屋のおじいちゃんとおばあちゃん』になることが目標」と健太さん。

 カレーパン以外はサンドイッチやチョココロネ、バゲットなど。「とろチャーシュー」や「ココナッツオイルキーマカレーパン」「クロックマダム」などの土曜・日曜限定商品もある。

 同店ではパン作りの楽しさや難しさ、食事の大切さを知ってもらおうと、2008年から毎週月曜にパン教室を開催。用意された生地を形成して焼く「形作りコース」(2時間、1,800円)と、材料をこねて生地から作る「コネルコース」(3時間、2,700円)の2コースで、約6個のパン作りが体験できる。生地は「ミルクパン」(1,050円)、「フランスパン」(1,300円)、「フォカッチャ」(1,600円)など。

 営業時間は9 時~19時30分。火曜定休(月曜はパン教室のみ、8月は水曜も定休)。
(三軒茶屋経済新聞)