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2017.09.12【広島】

広島経済新聞

広島・宮島にパン店「島旨PAN」 錦水館が手掛けるホテル「宮島別荘」内に

 宮島で創業100年を迎える錦水館(廿日市市宮島町)が9月1日、ホテル「宮島別荘」(旧錦水別荘、TEL 0829-44-1180)とホテル内パン店「島旨PAN(Shimauma Bakary)」をグランドオープンした。

 宮島別荘はこれまで営業してきた錦水別荘の老朽化や耐震補強のため大規模改修が必要となり、新たな宿として誕生したホテル。8月1日のプレオープンに合わせ、「宮島でうまいパンを食べてほしい」という武内恒則社長の思いから立ち上げたホテルベーカリーの営業も始めた。

 メニューはふわふわとした生地に米粉と地元の卵で作った自家製カスタードを包んで焼き上げた「島旨クリームパン」や、バター風味の強い菓子生地をベースにブルーベリージャムとコクのあるクリームチーズを巻き込んだデザートパン「宮島ブルーベリーブレッド」、瀬戸内レモンのピール入り白あんとクリームチーズを合わせた「瀬戸内レモンあんぱん」、耳まで柔らかいもっちりとした生食パンなど。販売価格は1個150円~300円で、常時10~15種類を対面販売する。客単価は500円前後。

 ホテル内の食事でも島旨パンを提供するほか、イートイン希望者には館内のバースペースを貸し出し、11時以降であればコーヒーやアルコールなど、ドリンク販売にも対応。手土産としても利用できるよう、専用ボックスやオリジナル紙袋も用意する。

 プレオープン期間には島内の住民らの利用も多く、「食パンなどスタンダードで毎日食べられるメニューも人気」と宮島別荘サービスマネジャーの西谷真文さん。今後は総菜パンなどラインアップを増やす方針。同社が表参道商店街で営業する飲食店「まめたぬき」でもスペースを設けてパンを販売し、パン店をPRする。

 島内のパン店は表参道商店街で約50年営業する喫茶店「喫茶しま」と同店のみ。「おひさまパン工房」は昨年12月に閉店し、現在は「おひさま」に店名を変えて廿日市市宮内でカフェ併設ベーカリーとして営業している。

 営業時間は9時~17時。
(広島経済新聞)