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2017.12.19【神奈川】

ヨコハマ経済新聞

コッペパンハウス「パン屋のオヤジ」が関内の朝カフェに出張販売

 関内桜通り沿いのクリエイティブスペース「泰生ポーチ」(横浜市中区相生町2)で12月20日朝、コッペパンハウス「パン屋のオヤジ」(横浜市磯子区西町14)が、「朝カフェ」を開催する。

 泰生ポーチでは、毎週金曜朝にベトナムコーヒーなどを楽しめるカフェをオープンしている。今回は特別に水曜にも開催。JR根岸駅から徒歩2分にあるコッペパンハウス「パン屋のオヤジ」の焼き立てコッペパンを、同店を運営するNPO法人ヒューマンフェローシップ(岩本真実代表理事)が出張販売する。

 店名が印象的な「パン屋のオヤジ」は、就労継続支援(A型)事業所に認定されている。同事業所は、就労経験のある障害者などに対し、ものづくりなど、具体的な生産活動などの機会の提供を通じて、働くためのスキルアップをはかる訓練などを行うサービス。同店は不登校やひきこもり、ニートなど生きづらさを抱える若者が社会の中で働く場として、2016年4月2日にオープンした。

 人気商品は、ピーナッツクリームやあんマーガリンといった定番商品だが、丸ごと1本のバナナを挟んだボリューム満点の品や、石巻焼きそばやチキン南蛮がたっぷり挟まれた惣菜パンまで、100種類ほどの作り立てパンが手書きポップと共に毎朝並ぶ。

 ふわふわのコッペパン・具材はすべて手作り。パンは店内で焼いており、具材はボリュームたっぷりの「おかず系」、野菜たっぷり「サラダ系」、クリームやフルーツたっぷりの「おやつ系」がある。

 また最近は、コッペパンで作った「コッペケーキ」や「コッペフレンチトースト」など商品開発にも余念がなく「いつ行っても新しい商品がある」という。

 関内の朝カフェでは、これら100種類にも及ぶラインアップのなかから、朝食にぴったりなBLT(ベーコンレタス)コッペ・ハムタマゴコッペや、ランチ用に持ち帰ってもいいボリューム重視のハンバーグコッペ、女性に人気のガパオコッペなどをセレクトし、通勤客などに提供する。朝カフェ開店は7時。パン屋のオヤジ出張販売は、7時30分からお昼過ぎまでを予定。店内で食事可能。

 運営母体のK2インターナショナルグループ(磯子区東町9)は1988年から若者の自立就労を支援している。「パン屋のおやじ」のほかにも「お好み焼き ころんぶす」など雇用開発にも積極的だ。働くこと、暮らすことを通して自己肯定感を取り戻し、社会との関わりを再構築していくプログラムに取り組んでいる。

 代表の岩本真実さんは「泰生ポーチでは朝からゆっくり店内で食事ができることも魅力です。少し早起きして、通勤前のエネルギーチャージにお立ち寄りください」と話している。
(ヨコハマ経済新聞)