おいしいニュース

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2018.02.02【東京】

足立経済新聞

千住・宿場町通りに焼きたて食パン専門店「一本堂」 夫婦で出店

 北千住・宿場町通りに食パン専門店「一本堂」(足立区千住4)がオープンして3か月がたった。

 一本堂は、イーストフード不使用の焼きたて食パンを販売する全国展開のフランチャイズチェーン。店主の和田菊貴さん・静香さん夫婦が区内で初出店した。「たくさんの人においしさを届けたい」と、多くの人が行き交う同所を選んだ。

 菊貴さんは19年勤務していたIT会社を昨年5月に退社。「人から『ありがとう』といわれる仕事がしたかった。退職してすぐに『一本堂』の食パンを口にして、そのおいしさに心から感動した。気が付けば6月には出店に向けて修業していた」と振り返る。

 定番商品は「一本堂(ぷれーん)」(260円)、濃厚でボリュームある食感の「たから」(340円)、国産小麦の香ばしさが楽しめるという「ゆたか」(360円)、北海道産純生クリームとバターのコクと香りが特徴の「ホテル食パン」(380円)、大豆を使って糖質をカットした「低糖質食パン」(450円)。1週間ラム酒に漬け込んだ大粒レーズンをふんだんに使った「れーずん」(360円)、チーズを巻き込んだ「ちーずゆたか」(480円)も用意する。

 店内では一本堂オリジナルのジャムも販売。信州のフルーツや北海道のミルクを使った9種類のジャムを並べる。

 2月からは冬季限定となる「ココア生クリーム食パン」(420円)を販売する。バレンタイン向けに開発された商品で、オランダの老舗メーカーのココアパウダーと北海道産純生クリームを使用。「ホイップクリームやジャムとの相性を楽しんでもらうため甘さ控えめに仕上げた」という。

 利用客は近隣に住む親子連れや年配者、学生、サラリーマンと多層にわたり、リピーターも多いという。「近所の商店街の方が店のお客さんへのお土産にと言って購入してくれる。周囲の人の優しさで成り立っている」と菊貴さん。「無添加で素材にこだわった焼きたて食パンを、これからもより多くの方に味わってほしい」と夫婦でパンを焼き上げる。

 営業時間は10時~19時。日曜定休。
(足立経済新聞)