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2018.02.23【東京】

吉祥寺経済新聞

吉祥寺に仏ブーランジェリー「リベルテ」 3月オープンへ

 仏パリに本店を構える「リベルテ・ラ・パティスリー・ブーランジェリー(以下「リベルテ」)」吉祥寺・東京本店(武蔵野市吉祥寺本町2)が3月24日、オープンする。

 オープンに先立ち2月22日、都内でお披露目の会が開催された。当日は、本店を構える仏パリからオーナーのミカエル・ベニシューさんも来日。LIBERTE JAPON社長の飯塚さんの開会あいさつで始まり、ミカエルさんもあいさつした。

 ミカエルさんは新店に「街のパン屋さんになること」を期待し、「吉祥寺のリベルテで友達を見つけるなど、住民の生き生きとした交流の場になってほしい」と期待を込める。

 吉祥寺在住の飯塚さんは「元々不動産屋なので、日常的に吉祥寺を調査している。吉祥寺は渋谷や青山に負けないマーケットがあると調査して分かったので、ターゲットにしている方に発信できればリベルテらしさは伝わる」と力説した。

 同じく吉祥寺在住の取締役・鈴木さんは、リベルテのパンを日本で製造する上で苦労した点があったという。「フランスの小麦粉を使わないとフランスパンではない。日本の水やバターに合わせるよう調整するのは難しかった」と振り返る。東店長は「本店同様に透明性・品質・親近感を大事にしたい」と話す。

 同店から100メートルほどの場所に、10年も前から営業する人気のパン店がある。「人気のパン屋さんと競争するのは地域活性化につながる。吉祥寺内外を問わず期待は高まるので、刺激を受けながら営業していきたい」と飯塚さん。東さんも「当店が開店することで、吉祥寺に新たにお客さんが来てもらえるような文化になれば。吉祥寺をパンの聖地にするくらいの気持ちで取り組みたい」と意気込む。

 鈴木さんは「吉祥寺に根付くものを作りたい。吉祥寺に長く住んでいるので、皆さんの好みがどういうものが分かっている。味に厳しい人も多いが、住みやすくてあたたかい街、吉祥寺で伝えていきたい」と話す。

 吉祥寺・東京本店のスタッフは20~30代のみで構成し、リベルテとして初のカフェも併設する。営業時間は未定。店舗面積は1階144.83平方メートル、2階158.82平方メートル。
(吉祥寺経済新聞)