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2018.05.23【広島】

広島経済新聞

そごう広島店で「パンフェスタ」 全国100種類のパン一堂に、ご当地「袋パン」も

 そごう広島店(広島市中区基町)で5月23日、全国から約13ブランド・100種類のパンを集めた「パンフェスタ」が始まった。

 初開催となった同イベント初日は雨が降る中、開店と同時に多くの客でにぎわった。北海道・小樽の洋菓子店「ルタオ」の新ブランド「フロマージュ デニッシュ デニルタオ」(297円)には商品を買い求める長い行列ができた。手土産として人気が高い大阪の「新世界グリル梵(ぼん)」は「ビーフヘレカツサンド」(ハーフ4切れ、1,101円)、山口の石窯ベーカリー「シュクルヴァン」は「牛肉ゴロゴロ黄金カレーパンとろ~り半熟卵」(381円)をそれぞれ実演販売し、昼には完売した。

 福岡のフレンチトースト専門店「アイボリッシュ」はイートインスペースを併設して出店。フレンチトーストにベリーとバナナをトッピングした「ベリーDX」(1,620円)を販売する。京都の素材を使ったパンが主力の「ブーランジュリオペラ」は宇治抹茶メロンパン(251円)を実演販売する。

 地元・広島のパン店では袋町公園そばのサンドイッチ店「パークサウスサンドイッチ」や宮島の「島旨パン」、もみじまんじゅうの藤い屋が手がける「古今果ブレッド」などが出店。場内には買ったパンをその場で食べられるようイートインスペース約30席も用意する。

 このほか、23都道府県から約50種類のご当地「袋パン」をそろえたが、販売開始の11時前から販売を待つ客の姿も見られ、昼過ぎには欠品する商品も相次いだ。同店広報の山岡さんは「その土地に行かないと味わえない商品も多い。パン食の人気の高さに驚いたが同イベントでは1日2回入荷する商品もある。一カ所で約100種類のパンを味わっていただける機会を楽しんでいただきたい」と話す。

 総務省統計局の家計調査・都道府県別パン消費ランキング(2015~2017年平均)によると、広島県は日ごろからパンを食べる住民が多く、消費量が高いエリアとされており、パン消費の高さから同イベントを企画した。

 開催時間は10時~20時(最終日17時閉場)。今月27日まで。
(広島経済新聞)