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2018.06.14【石川】

金沢経済新聞

クロワッサン看板のパン店が7カ月かけてグランドオープン 納得の味を追求

 昨年10月に金沢の住宅街にプレオープンした「金沢パン工房 Couche(クーシュ)」(金沢市北安江、TEL 076-209-5528)が5月12日、7カ月を経てグランドオープンにこぎ着けた。

 東京でシステムエンジニア(SE)として働いていた金沢出身のオーナー南孝広さんが、一からパン作りを学んで開いた同店。フランス語で「層」を意味する「クーシュ」を店名に掲げ、「クロワッサン」を看板商品とするものの、スタッフの確保と納得のいく商品作りが難しく当初予定していた年明けのグランドオープンから大きく遅れたという。

 プレオープン時は25~30種の商品を置き、総菜パンなどの人気を保ちながら12月にクロワッサンを導入。以後、納得のいく味が完成するまで試行錯誤を繰り返した。材料は牛乳から脱脂粉乳に切り変え、小麦粉の種類と配合や焼き時間を変えることで、バターのストレートな風味を引き出し、外はサクサクで中はふんわりの大きめのクロワッサンに仕上げた。

 現在、人気筋は「クロワッサン」(160円)、アーモンドクリームにチョコチャンクとアーモンドの粒をトッピングした「クロッカン」(180円)、チェダー・パルメザンなど4種のチーズをぜいたくに使う「4種のミックスチーズ」(190円、価格は全て税別)約30~40種類を用意する。今後について南さんは「エピなどハード生地系やお客さまから要望の多いサンドイッチにも力を入れていきたい。お客さまに飽きられないよう積極的に新商品を開発していきたい」と意気込む。

 営業時間は、月曜・火曜=9時~16時、木曜~日曜=7時30分~16時。水曜・第3木曜定休。
(金沢経済新聞)