おいしいニュース

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2014.04.07【兵庫】

姫路経済新聞

純米吟醸風味のあんパン-姫路・飾磨のパン工房が酒蔵とコラボ開発

 「石窯パン工房マナレイア飾磨店」(姫路市飾磨区細江)が3月23日、壺坂酒造(夢前町)とコラボした「純米吟醸雪彦山あんぱん」を発売した。

 地元の食材を使ったパンを作りたいと考えていた店長の岡野吉高さんが、偶然参加した日本酒イベントをきっかけに「酒まんみたいなパンを作ろう」と発案。さまざまな酒蔵の酒を試し、辛口の風味が同店の白餡(あん)に最も合った壺坂酒造の「純米吟醸雪彦山無ろ過原酒」を使用。それだけでは物足りないと酒かすも組み合わせた。酒の風味を生かすため「焼くのは7分まで」にこだわり、酒が塗られた少し光沢のある表面は、トッピングなどはせずシンプルに仕上げている。

 地産地消の食材にこだわる同店。県内産大豆で作った豆乳を使った食パンや、夢前の卵やきな粉を使ったパンなど、現在では地元食材を使ったパン約25種類を販売する。「パン作りが大好き。知らない食材が多く毎日が勉強」と岡野さん。今後は「日本酒を使ったラスク、マフィン、ケーキなどを開発していきたい」と意欲を示す。

 価格は1個140円。発売以来1日約50個を売り上げているという。営業時間は7時30分~半から20時。
(姫路経済新聞)