おいしいニュース

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2014.07.24【東京】

三軒茶屋経済新聞

三宿のパンの店「ブーランジュリー ボネダンヌ」が1周年

 三宿のパン店「ブーランジュリー ボネダンヌ」(世田谷区三宿1、TEL 03-6805-5848)が7月19日、1周年を迎えた。

 フランスでの修業経験もあるシェフの荻原浩さんが「こだわりのパン」を提供する同店。三宿の印象について、荻原さんは「おしゃれな街のイメージが強いが、店の周辺は住宅街で実は庶民的。子どもがお小遣いを握っておやつを買いに来てくれたり、近所のおばあちゃんが寄ってくれたりする」と話す。「毎日同じ顔ぶれに囲まれて地域密着で商売をするという理想に限りなく近い毎日を送れている」とも。

 店頭には、フランスの伝統製法で毎日焼かれるパンと焼き菓子を並べる。荻原さん「一押し」は定番「バゲットトラディッション」(290円)と「焼き菓子のマドレーヌ」(160円)だ。特に前者は荻原さんの思いが詰まった品だという。

 「フランスでの修業中、毎日食べてもまったく飽きないバゲットに驚いた。もともと自分はパティシエだが、その出合いがパン作りに向かうきっかけとなった。小麦のポテンシャルを最大限に引き出すフランス伝統製法の味を日常で楽しんでもらえたら」と荻原さん。マドレーヌについては、「焼きたてが断然おいしい」とも。どちらも、素材そのもののおいしさが引き立つ、やさしい味わいが売りだ。

 今後の展望については、「この1年は目の前のことをこなす大変さで、あっと言う間に過ぎた。大変だったが、おかげさまで地域の人々に受け入れていただけて本当にありがたい。これからもますます、正直な仕事で皆さんに愛されるよう努力していきたい」と気を引き締める。

 営業時間は10時~19時。月曜・火曜定休。
(三軒茶屋経済新聞)