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2017.12.26【東京】

デパチカドットコム

ドンク&ジョアンで、新年祝い菓子「ガレット・デ・ロワ」限定販売

 ドンクが手掛ける「ドンク」「ジョアン」全店で12月27日(水)より、新年を祝うフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」が限定販売される。

 「王様のお菓子」という意味を持つ「ガレット・デ・ロワ」は、優しい甘さとコクのあるアーモンドクリームをサクサクのパイで包んだ、フランスでは新年には欠かせない祝い菓子。中には「フェーヴ」と呼ばれる陶器製のチャームが1つ入り、切り分けてそれが当たった人は、その日一日王様(王女様)となり、その一年幸運に恵まれるといわれている。

 近年日本でも定着しつつある「ガレット・デ・ロワ」だが、「ドンク」が初めて販売したのは1965年。1963(昭和38)年に渡仏したドンクの菓子職人、高橋哲夫さんが帰国した後すぐにスタートした。その後、パイ生地はサクサクと歯切れよく、アーモンドクリームはしっとりと焼き上がるよう改良を重ね、現在に至ったという。そこでこだわったのが、アーモンドクリームに使うアーモンドパウダー。伊シシリー産を使うことで香り高いクリームに仕上げたほか、パイ生地の油脂はバター100%を使った。全て手作りで、サクサク&しっとりの絶妙なバランスにこだわり、風味豊かな味わいのオリジナル「ガレット・デ・ロワ」は評判を呼び、前年は9500点を販売したという。

 本場フランスでは、元々ソラマメから始まったという「フェーブ」。陶器製へと変化し、パンや動物などキリスト教にまつわるモチーフが作られるようになると、コレクションアイテムとしての価値も高まってきた。同ブランドでは陶器製の代わりにアーモンド1粒を生地に忍ばせ、本来のフェーブは別添えする。「ドンク」のオリジナルフェーブは、フランス人イラストレーターのクロード・ヴァレンヌさんのイラストを切手風にデザインしたもの。「ジョアン」のフェーブは、ルーヴル美術館の建物をイメージしてデザインしたものだ。

 パイ生地表面は、「ドンク」では月桂(げっけい)樹の葉模様をデザインし、「ジョアン」では麦の穂をデザインする。サイズは直径約20センチ。オリジナルフェーブのほか、紙製の王冠が付き、価格は1台2,160円。来年1月15日(月)まで販売する。店頭では予約も可能。

 「ドンク」大阪高島屋店と、「ジョアン」銀座三越・日本橋三越本店の3店舗限定で販売するのは、通常の「ガレット・デ・ロワ」とは異なり、「バターで生地を包み織り込む」という特別な製法(=アンベルセ)で仕上げる毎年好評の「プレミアム ガレット・デ・ロワ」。

 パイ生地は口どけよく、ほろほろと崩れるような繊細で軽い食感が特徴で、職人ならではの技術によるもの。パイの中には、ピスタチオとアーモンドのコントラストが美しいクレームダマンドを包み込み、切り分けると美しいマーブル模様が表れるよう、見た目の華やかさを意識している。さらに味わいも、酸味の利いたグリオットチェリーを加えることで甘さと酸味のコントラストを楽しめるよう工夫した。同品にもオリジナルフェーブの代わりにアーモンドを1粒忍ばせる。

 パイ生地の表面には太陽の模様をデザインし、サイズは直径約20センチ。「フランス王家の盾と王冠」をモチーフにした丸形のオリジナルフェーブ(別添え)と紙製の王冠が付き、価格は1台3,780円。限定数のためなくなり次第終了する。店頭では予約も可能。
(デパチカドットコム)