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2019.05.30【埼玉】

春日部経済新聞

越谷の複合施設「はかり屋」でパンイベント 完全な地産地消目指す農家企画で

 古民家複合施設「はかり屋」(越ヶ谷本町8)は6月2日、「はかり屋 初夏のパンまつり」を開催する。

 企画した遊佐謙司さんは、「遊佐農場(越谷市宮本町5)」として越谷で無農薬野菜を栽培している。「以前はインテリア系の会社で営業や企画をしていた。自然に携わる仕事がしたくなり、週末に農業大学に通い、農業研修を経て有機農家『遊佐農場』として独立した」と言う。

 同施設で毎週火曜に野菜を販売している遊佐さん。「自分が栽培した麦や野菜を使っているパン店のパンを、野菜と共に販売することもある。今回は地元野菜とパン店のコラボ企画。自分のヨモギやハーブを使って作られたパンや、仕入れた旬の野菜を使い趣向を凝らしたパンが並ぶ予定」と話す。

 自家培養酵母を使ったパン店「おやつ工房ひびのや」、オーガニック食材を使ったパン「スタンダードベーカリー」など全4店のパン店をはじめ、国産生蜂蜜の「ツキジイ印の生はちみつ」、コーヒー販売の「Cafe Flat」、施設内のフレンチ総菜店「minette」のキッシュやパンに合うスープ、遊佐農場の無農薬栽培の野菜と加工品も並ぶ。

 「種を採る農家は激減したが、自分が栽培する多くの野菜は種も自分で採取したもの。地元で種を採り、野菜を作り、地元の人に買ってもらうという循環型農業で、地産地消100%を目指している。イベントはその一環でもある。はかり屋も、地元も盛り上がれば」と笑顔を見せる。

開催時間は11時~15時。入場無料。雨天決行・荒天中止。
(春日部経済新聞)