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2022.01.24【東京】

デパチカドットコム

松屋銀座「バレンタインワールド」に約600点-酒×チョコのマリアージュ提案も

 松屋銀座8階イベントスクエアで2月2日(水)より、バレンタインフェア「GINZA バレンタインワールド」が開催される。会場オープンに先駆け行われたオンラインストアでは既に約70ブランド、約280点(価格帯は378円~1万1,801円)が展開され、順調な売れ行きだという。

 昨年に続きコロナ禍でのバレンタイン商戦となる今年。同社がメールマガジン会員を対象に行ったバレンタインデーに関するアンケート調査(2021年11月12日より4日間実施、有効回答数708人)によると、「自分1人でバレンタインチョコを買いに行く」人が88.5%と最多の中、その買い方について「ピーク時を避け、早めに」(22.6%増)「インターネットで」(6.5%増)となり、昨年に続きウィズコロナの過ごし方が表れる結果となった。消費意欲が高まる「自分チョコ」の予算は2年連続で増加したことを受け、「コロナ禍で増えた自分時間にチョコを楽しむ人が増えているようだ」とまとめた。

 今回のバレンタインテーマは「チョコレートの新発見」とし、チョコレートの新たな楽しみ方や魅力を提案する。コロナ禍での自分時間の使い方や価値観の変化に対応し、ちょっとした工夫が楽しめる「0.5手間チョコ」をはじめ、酒類×チョコのマリアージュ、日本の地域食材を使ったチョコレートを展開。さらに産地支援やレイズトレード、オーガニック素材などサステナブルな取り組みを実践するチョコレートブランドに加え、松屋銀座が取り組む「#サポチョコ」ではショコラティエ&パティシエと生産者の初コラボによる松屋銀座限定商品を打ち出すなど、「おうち時間」で楽しめる国内外全72ブランド約600点のチョコレートをそろえる。価格帯は261円~1万1,232円。売り上げ目標は前年比140%。

 同フェアでの注目は、「お酒とチョコレートのマリアージュ」が楽しめるイートインバー。銀座にバーを構える2店舗「SUKIYABASHI SAMBOA(数寄屋橋サンボア)」「バー木挽町」の各バーテンダーが日ごとに来場し、酒類(ノンアルコールも用意)とその酒に合うよう作り上げられたバー専用チョコレートをセット(各1セット1,650円、一部ノンアルコールは1セット1,320円)で提供する。これはコロナ禍で家飲み需要の増加、地下和洋酒売り場の売り上げ好調、さらに厳しい状況下にある銀座のバーへの応援を込め企画したという。バー専用チョコレートは、青森県弘前市でクラフトチョコレート専門店「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)」を手掛け、東京ではバー専用のチョコレート工房「アトリエAirgead(アールガット)」を展開するショコラティエ・須藤銀雅さんがプロデュースする。

 1918(大正7)年神戸に誕生した老舗バー「サンボア」からのれん分けされた「SUKIYABASHI SAMBOA」が提供するのは、バーテンダー津田敦史さんの「こだわりが詰まった」という「サンボアハイボール」に、ウイスキーの味わいを増幅させるシナモンやピンクペッパーの香りが特徴的なサンボアハイボール用オリジナルチョコレートのセットを提供。ジントニック×ゆずハーブセットも用意する。

バーテンダー中野修二さんが手掛ける会員制バー「バー木挽町」が提供するのは、豊かな味わいのベルモット「アンティカ フォーミュラ」に、フランボワーズとグリオットの甘酸っぱいピューレに爽やかな粗みじんのピンクペッパーを加えたガナッシュのセットを提供。

 酒類の香りや成分を分析・研究しチョコレートに表現するのが得意だというショコラティエの須藤シェフは「口どけのタイミングや味わいの余韻、シチュエーション・空間も含め、これまでのイートインよりも一歩進んだ『会場でしか楽しめないマリアージュ』本来の楽しさ、面白さを提供したい」と話す。今回のバレンタインフェアを企画した食品部洋菓子担当の小泉翔バイヤーも「酒やチョコレート単品では味わえない、マリアージュならではの味の広がり、味の化学反応を楽しんでもらえれば」と意気込む。イートインバーでは共通メニューとしてシードル×シードル粕、マッカラン×フェヌグリーク、スプリングバンク×みそのセットも用意する。バーの営業時間は各日12時~19時30分。

 日本の食材に焦点を当てたチョコレートでは、昨年百貨店初登場し好評だったショコラティエ瀧島誠士さんが手掛ける「セイスト(Seiste)」が「ぎんざ空也 空いろ」とコラボし、「空いろ」の餡(あん)に、瀧島シェフの地元静岡県荒畑園の緑茶、富士正酒造の大吟醸、朝霧乳業のチャーン製法で作られたバターなどを使ったガナッシュを合わせた松屋銀座限定「コラボレーションショコラ 縁(エニシ)」(3個入り=1,620円)を販売。ほかにも日本各地の食材と国内外のショコラティエによるコラボ商品など多彩なラインアップを展開する。

 同フェアの会期は2月14日(月)まで(新型コロナウイルス感染症拡大の状況により変更の場合あり)。オンラインストアは同6日(日)17時まで。

(デパチカドットコム)