2024.07.11

小麦大国北海道!余市町にある地元の食材をふんだんに使うパン屋さんに行ってみた

北海道余市町。さくらんぼや葡萄をはじめとする様々なフルーツの産地であり、その温暖な気候からワインの生産も有名な地です。2020年10月に、そんな北のフルーツ王国余市にオープンしたパン屋さん「ぱん処」。余市のシリパ岬をモデルとした青い外観が目を引き、同じ町内にあるささなみ染色工芸さんが製作した可愛いのれんがかかっています。こちらのパン屋さんは、北海道産の小麦粉、牛乳、卵、バターを使っています。また、食材は地元のものを活かし、その時に採れる野菜で季節限定商品のパンも提供します。「皆様の食生活の一部になれるように」という想いで、佐藤店主はパンを焼いています。

ぺこパン

ぺこパン

パンが大好きすぎて、11年勤めた会社を退職し、パン屋さんのおいしさを広めるべく、自転車で日本一周中! 各種SNSで、発信しながら旅をしています! 夢は、世界のパン屋さん巡りをして、 その国その国のパンのおいしさをみなさんにお伝えすることです。

なぜ余市にオープンしたのか!?そしてなぜパン職人になったのか!?

きっかけはワイン。冒頭で述べたように、余市はワインの生産が多く、そのためワイナリーが多いです。佐藤店主はワインの生産を間近で感じたいと思い、余市に移住を決断しました。また、佐藤店主は子どもの頃から慣れ親んでいる土地で、よく知っていたことも後押しになったそうです。パン屋さんを開業した理由は、「パン作りは、作っていて楽しく、それが誰かの喜びになっているのが嬉しいから。」と語ります。こんなに美味しいパンが作れるのは、佐藤店主がパン作りを楽しんでいるからだと納得しました。そして、作ったその先に、パンを買って食べたお客様が笑顔で喜んでくれることが佐藤店主の作り続ける原動力になっていると感じました。

節パン

節パンは、パンにかつお節を入れることで、これまでとは違ったバリエーションの食べ合わせを楽しめると思い、販売に至ったそうです。一口食べると衝撃が走りました!かつお節の風味の鼻の抜け感がすごく、まるでかつお節そのものを食べているような錯覚に陥りました。クラストが焦がしせんべいのように香ばしく、パリパリとした食感です。そして、中のクラムがねちっともちっとしていて、かつお節おにぎりのようで、初めて食べるのに、どことなく懐かしさがあります。これぞ、日本人が好む和のパンです。

粒あんぱん(季節限定品のため、現在販売しておりません)

お世話になっている有機で小麦を裁培されている方が小豆作りもされていて、小豆を使って餡子を炊いてみたいと思い、あんぱんを販売したそうです。私が買った時は、まだほんのり温かい状態でした。ふわふわブリオッシュ生地で、まるでカステラのようです。この餡子は粒餡で、コクがしっかりとあります。単に甘いだけではなく、小豆の味をダイレクトに感じます。上に乗っている胡桃が、コリっとして、ナッティな香ばしさを演出しています。

新玉ねぎとチーズフォカッチャ(季節限定品のため、現在販売しておりません)

フォカッチャはプレーンだけでなく、季節の野菜、地元の野菜を使用したものも提供しています。もちもち食感で潤いあるフォカッチャ生地です。新玉ねぎがとてもとろとろで甘い!香ばしいチーズの塩気がさらに玉ねぎの甘さを引き立てます。ふわっとスパイスの香りがして、アクセントになっています。これは白ワインとの相性、間違いないです。

店舗情報

http://ぱん処
店舗名:
ぱん処
住所:
〒046-0003
北海道余市郡余市町黒川町2丁目21
アクセス:
余市駅徒歩5分
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電話番号:
080-7068-6383
営業時間:
10:00~16:00(17:00)
定休日:
火曜日、水曜日
店舗公式インスタグラム:
@pandocoro_ichi
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