2024.08.08

人と人を繋げるコミュニティ拠点にもなるパン屋さんをあなたは知っていますか?

宮城県の中部に位置する東松島市。海・山の自然に恵まれた美しい景観があります。
私が自転車で訪れた時、田畑が広がり、本当にパン屋さんがあるの?と思った瞬間に突如建物が現れました。大きな敷地内にあるそのパン屋さんの近くには、遊具やベンチがあり、まるで公園にいる気分。その自然溢れる地に、2022年4月26日にオープンしたパン屋さん「TARO BAKERY」があります。
店主は、本田 竜太郎さん。素材はできるだけシンプルに、素材の味を生かした永く食べ続けられるパン作りを目指しています。

ぺこパン

ぺこパン

パンが大好きで、365日パンを食べてます。InstagramやYouTube、XなどのSNSで、 パンとスイーツ情報を発信!私の夢は、世界のパン屋さん巡りをして、 その国その国のパンのおいしさをみなさんにお伝えすることです。 11年勤めた会社を退職し、パン屋さんのおいしさを広めるべく、自転車で日本一周中!

なぜ東松島市にオープンしたのか!? パン屋さんがコミュニティの拠点!?

本田店主は、東松島市出身です。生まれ育った東松島市も東日本大震災の被害を大きく受けました。本田店主は、震災やコロナを経て、地元で自分自身が役に立てることはないかと考え、ご両親が使っていた離れの建物をリノベーションし、パン屋さんを開きました。パン屋さんに改装する際に意識したことは、「限られたスペースだったこともあり、お客様と気軽にお話しが出来るパン屋が良いと思い、対面式の注文スタイルにしました。 昔からある田舎のたばこ屋さんみたいな感じを出したいなと思っています。笑」と答えてくれました。
確かに私が訪れた時には、パンの注文のやりとりだけでなく、お客様と世間話をしている微笑ましい光景がありました。また、暑い日だったので、冷たいほうじ茶をサービスしていただき、優しいパン屋さんだなと感じました。
そして、本田店主は「パン屋さんをコミュニティ拠点にしたい」という想いを持っています。「開店のきっかけが震災やコロナだったこともあり、人と人との繋がりが非常に大切であるとともに、地元の大切さや食の安全の大切さを自分の力の無理のない範囲で(顔と顔がお互いにわかる範囲で)発信出来ればと思っています。 ですから、お客様にとってパンを購入するだけではなく、リラックスできる場所であり、子供と気軽に来られる場所であって欲しいという想いで、環境整備にも力を入れています。」それを聞いて私は納得しました。遊具やベンチがあるのは、本田店主の想いの表れだと。食べるだけでなく、そこに子供同士や親同士、人と人が繋がる場がパン屋さん。東松島市の大事なコミュニティ拠点になっていると感じました。

ゴルゴンノア

生地のカンパーニュ生地には、東松島市野蒜産の小麦、 レーズン酵母を使用しています。クラストがパリッとして、もっちり食感です。その中には、ゴルゴンゾーラが入っているので、一気にチーズの香りが広がります。それだけなく、胡桃が細かくたくさん入っていて、コリコリとした食感と香ばしさが楽しめます。リベイクして、白ワインとのマリアージュをしたくなりました。

メロンパン

私が買った時は、焼き立てでしたので、甘い幸せな香りがふわっと広がり、思わずにやけてしまいました。底面がふわふわです。一口食べると、クッキー生地がさくさくで、ほろほろ崩れます。と同時に口いっぱいに、シュガーの甘さが広がり、子どもだけでなく、大人も虜にしてしまいます。歯がいらないのでは?と思うくらいに、生地が柔らかいのです。気がつけば、食べ終わってしまいましたが、パン袋に落ちたクッキー生地を、余すことなく、口に流し込み、またも美味しさでにやけてしまいますよ。

明太フランス

外側がバリバリ!内側はむちむち!このギャップにより、やみつきトリガー発動です。そしてこのパンに、明太子ソースが染みていて、これがまた食欲をそそります。割れ目を広げて覗くと、明太子の海が広がっています。嬉しいのが、明太子フレーバーがそこまで強すぎず、噛むと小麦の旨味も感じられるところです。夏の暑さで食欲が落ちる時に、ぜひビールのお供にどうぞ。

店舗情報

http://TARO%20BAKERY
店舗名:
TARO BAKERY
住所:
〒981-0501
宮城県東松島市赤井字舘前171-5
アクセス:
陸前赤井駅から1,938m
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電話番号:
0225-82-8349
営業時間:
10:00~16:00
定休日:
日曜日、月曜日
店舗公式インスタグラム:
@tarobakery_official
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