
2025.01.30
井の頭公園前にニューオープン!“好き”を極めてパン職人へ転身した、自家製酵母のパン屋さん。
東京都の多摩地域東部に位置する三鷹市にある井の頭恩賜公園。緑が多い公園の前に、2024年9月21日にオープンしたパン屋さん「中田ベーカリー」。店主の中田よしこさんは、以前、シェアキッチンを利用し、パン販売やパン教室をしながら、コピス吉祥寺で「パンイチ!」というパンイベントを自ら主催したこともあるお方。そのイベントでも明るく親しみある接客をされていたので、私自身、中田店主が独立し、パン屋さんを新規開店する日を待ち望んでいました。店主中田よしこさんにお話を伺いました。

この場所にオープンした理由は、中田店主の家の近所でちょうど良い物件が見つかったからだそう。2階にイートインスペースがあるのですが、そこの窓から見える公園の木々が綺麗で、パンを食べるには最高のロケーションです!
会社員を退職し、パン屋さんを目指した理由はなんでしょうか?

今でも記憶に残る2011年に起きた東日本大震災。その出来事を見て、中田店主は、サラリーマンではなく自分で生業を持とうと考えはじめたそうです。そこで、以前から好きだったパンやお菓子作りを活かして仕事をしたいと思い、会社を辞めて、ベーカリーで修行を始めました。一念発起してパン職人の道を目指した中田店主の熱い想いを知り、私は美味しいパンを作り続ける姿勢の原点はそこにあると感じました。
今後について中田店主は「パン屋を初めて、早10年。今後もお店を継続していくことが一番の目標です。その根底にあるのは、地域に根差したみんなのハブになるための店舗になること、みんなが笑顔になるためのパンを作ること、みんなが幸せになる空間を作ること、を常に目標にしています。」と語ってくれました。
私がお店に訪れると、楽しくお客様と会話し、温かい雰囲気が広がっていて、中田店主が目指しているパン屋さんになっていると、再確認しました。
ほうれん草生地の塩麹チキンとブロッコリー

熊本県産小麦使用。ほうれん草は武蔵野市や三鷹市など近隣で穫れた地場野菜を使用。このパンに限らず、安心安全な材料ということで、野菜は地場野菜を使用しています。
一口食べると、周りがさくさく、中がふわふわ食感。ほうれん草のほのかな味わいが感じられ、噛むと甘みが出てきます。
上にたくさんチーズがかかっており、その塩気が食欲を掻き立てます。そのチーズの中に、ブロッコリーとチキンがごろっと乗っています。チキンの旨みがアクセントになっていて、白ワインとの相性が良さそうです。
自家製酵母のブラックオリーブとセミドライトマトのカンパーニュ

自家製酵母の柿酵母と、北海道産小麦を使用。
こちらのパンは、クラストが薄めで、さくっとしていますが、中はもっちり系。セミドライトマトの酸味とパン生地の酸味が同じベクトルで見事に共鳴しています。ブラックオリーブの塩気とトマトの酸味で、口の中はまるでイタリアン!さらにオリーブオイルをかけて食べると風味が増しておいしくなります。
よつば発酵バターのあんバタサンド

よつば乳業のバターを使用。あんこは、あんこ専門店さんから取り寄せた、甘すぎない低糖の粒あん。あんバターはバゲットで挟むものもありますが、老若男女が食べられる様にふんわりさせるため、小麦粉の配合も工夫しているそうです。
ふかふかしたコッペパンですが、中は意外とぎっしりと詰まった食感なので、食べ応えがありボリューミーです。ほくほくした粒あんとミルキーなよつ葉乳業の発酵バターを挟んでいます。個人的におすすめの食べ方は、バターを外し、パンとあんこをトースターで一度リベイクしてから、バターを戻して食べること。バターが厚いので、食感が残りながらも熱で溶け、パンがサクッとエアリーになるので、おすすめです!コーヒーとの相性抜群です!中田ベーカリーさんでコーヒーも注文できるので、マリアージュをお楽しみください。
店舗情報

- 店舗名:
- 中田ベーカリー
- 住所:
- 〒181-0001
東京都三鷹市井の頭3-31-15 井の頭公園 テラスA
- アクセス:
- 井の頭公園駅から徒歩1分
※ Google Mapに移動します
- 営業時間:
- 10:00〜18:00
- 定休日:
- 月・火曜
- 店舗公式インスタグラム:
- @kamehamepa
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