ピタとは?
すっかり私たちにとって身近になったピタパン。白くて丸いパンを半分に切ると、ぽっかり大きなポケット型になるのが特徴ですよね。英語ではその形からポケットブレッドと呼ばれており、どんな食材でもたっぷり包み込むことができるので、ごちそうを詰め込んだボリューム満点のサンドイッチをたのしむことができます。
ピタパンの歴史は古く、数千年前の中東まで遡ります。ピタの語源は諸説存在しますが、ギリシャ語のパイやパン・ケーキを指すピタ(複数形はピテス)からきている説が有力です。当時、ピタは主食として食べられており、小麦粉・水・砂糖・イーストを練ってから高温で一気に焼き上げて作ります。その手法は数千年間変わっていないとか・・・。それだけ、昔から完成されたパンと言えるのかもしれませんね。
ピタはシンプルな味わいだけに、たのしみ方もいろいろ。イスラエルではファラフェル(ひよこ豆で作ったコロッケ)を挟んだり、トルコではケバブ(ローストした肉)を挟んで食べたりと、まさに何でも入るおいしいポケットですね。
ピザの原点?
数千年も前から食べられているピタ。長い年月の間に、さまざまな世界に広がっていきました。今では中東だけではなく、エジプトやギリシャなどでも食べられています。
そして、実はイタリアのピザの起源とも言われています。丸くて平べったい形は、確かに似ていますよね。中東で生まれたピタ。世界中で愛されている理由は、どんな料理にでも合うシンプルで飽きがこないおいしさなのではないでしょうか?
ハーブの香りと一緒に。
ピタはそのまま食べるのではなく、ポケットにたっぷりのご馳走を入れたり、食事と一緒に食べるのがおいしく食べるポイント!シンプルな味わいなので、合わせる具材のおいしさをより引き立ててくれます。
寒さも和らいで、外に出るのが気持ちよくなる季節には、爽やかなハーブをきかせたピタサンドはいかがですか?ピタなら、お料理をそのままポケットに詰め込めば、簡単にサンドイッチの完成です。