ソトパン パンがおいしいお店へ出かけよう!

vol.03 パンと料理の幸せマリアージュを追求
ブーランジェリー・ビストロ・エペ(東京都 武蔵野市)

吉祥寺駅を井の頭公園側に出て徒歩3分ほどの場所にある、「ブーランジェリー・ビストロ・エペ」。パンのテイクアウト、ビストロのランチ&ディナー、カフェタイムはパンのイートインもOKで、様々なシーンで気軽に立ち寄りたくなるお店です。“ブーランジェリーとビストロの融合”をテーマに、パンと料理の最高のマリアージュを提案し、フレンチに欠かせないワインがしっかりセレクトされているところも人気の秘訣です。古い倉庫を改装したという店内には、フランスの職人に依頼した家具を配置。使い込まれたマテリアルの質感を現代風に生かし、居心地のよさをつくっています。

だからリピートしたくなる!

相性抜群の料理とパンが出会う場所

ブーランジェリーを率いる神林慎吾シェフが目指すのは「料理と合わせて食べるとおいしいパン」。テロワールにこだわるフランス人に倣い、小麦粉は主に国産のものを使っています。店に入ると、まずブーランジェリーの売り場があり、その奥がビストロの客席です。特筆すべきは、フロアにおけるパン窯の存在感。発酵を終えたパン生地にクープを入れる作業から、窯入れ、窯の中でパンが焼ける様子や香り、窯出しされたパンの姿も音も、お客様がこんなに間近でつぶさに共有できるお店は希少です。

テーブルは料理とパンが出会う場所。ビストロのランチでは、セットやコースの料理に合わせて、焼きたてのパンが供されます。国産小麦粉のバゲットとフランス産小麦粉を使ったトラディショナルが同時に出され、食べ比べができる楽しみも。ディナータイムにはチャージ400円で、注文した料理と相性抜群のパンが次々と繰り出されます。人気メニューの1つ、スライスの技にもこだわった生ハム盛り合わせには軽く温めたバゲットが添えられます。バターが少し溶けたところに生ハムをのせていただくと、肉の旨みがより濃厚に感じられ、香りもひき立ちます。1本のバゲットでも、肉の部位と同じように部分、部分で食感や味わいが異なり、縦に切るのか斜め切りか、どの厚さに切るか、そのままか温めるか、などで何通りにも変化が生まれます。
「料理とパンをどう合わせるか、スタッフ全員が常にマリアージュを探求し、いつも新しい発見があります。そして、お客様との会話から、求めていらっしゃるものや日々の食卓もイメージしつつ、<こういうのもありますよ>と提案できることがエペならではのサービスなんです」と語るのは、ソムリエであり店長を務める鈴木優太郎さん。
「今日は寒いから、夕食メニューはクリーム煮にしようと思うんだけど……」「柑橘系のパンもクリームソースとの相性がいいんですよ」ブーランジェリーで、こんな会話から始まるパン選びも、この店ではごく日常の風景です。

おすすめのメニュー

  • バゲットブラン
    260円(税込)

    国産小麦粉100%使用し、12時間以上の熟成をかけている。フランス産小麦粉でつくるバゲットの硬質さに比べるとやわらかな質感で、小麦の甘みをより感じられる。

  • 食パン
    280円(税込)

    国産小麦粉100%、卵や乳製品は一切使わなくても、甘みとコクがしっかり出ている。もっちりした食感で、焼かずにそのまま食べるのがおすすめ。

  • パンオショコラ
    290円(税込)

    パンオショコラは、フランス人にとってのソウルフード。フランス産小麦粉とフランス産AOPバターを使ったクロワッサン生地にチョコレートはヴァローナ社のものを使い、本場のおいしさを再現。


店舗情報

店名
Boulangerie Bistro EPEE(ブーランジェリー・ビストロ・エペ)
住所
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-10-4 1F
TEL
0422-72-1030
営業時間
月曜~金曜 10:30~23:00(L.O.22:00)※14:00~17:00 カフェ・イートイン
土曜 10:30~23:00(L.O.22:00)※14:30~17:00 カフェ・イートイン
日曜・祝日 10:30~22:00(L.O.21:00)※14:30~17:00 カフェ・イートイン
ブーランジェリー 9:30~18:30
定休日
なし
URL
http://www.mothersgroup.jp/shop/mothers_epee.html

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