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2018.07.30【神奈川】

ヨコハマ経済新聞

関内「泰生ポーチ フロント」が新体制キックオフ パン屋・学童保育・ソーシャルイベントの3事業を展開

 関内桜通りに面した4階建てビルのクリエーター向けシェアオフィス「泰生ポーチ」(横浜市中区相生町2)1階カフェスペースが「泰生ポーチ フロント」という名称で運営を開始する。これを記念して7月31日、共同運営3事業者による「泰生ポーチ フロント キックオフイベント」が開催される。

 2015年3月のオープン以来、1階スペースは約50平方メートル。カフェラウンジ・地産地消レストラン・イベント空間などとして多くのクリエーター達の情報共有や生活の場として親しまれ活用されてきた。

 2018年8月からは、この1階スペースをより多様な人たちに利用してもらおうと、3事業者による共同運営がスタートする。年代や取り組むテーマを越えたさまざまな人達が集まり、クリエイティブなプロジェクトが生まれる「越境的な場」となりそうだ。

 「フロント」を運営するのは、生きづらさを抱える若者の社会的自立を目指して生活・就労支援の場を提供する「NPO法人ヒューマンフェローシップ」(磯子区東町9)、「地域に開かれた保育」を軸とする保育事業と、子育て全般のサポートを手がけるを目指す「ピクニックルーム」(中区相生町3)、情報技術を使って地域の「人・情報・団体・拠点」のつながりづくりを手がける「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(中区相生町3)の3団体。

 「NPO法人ヒューマンフェローシップ」は火曜~金曜の8時~14時までを担当する。根岸にあるコッペパン専門店「パン屋のオヤジ」(磯子区西町)の関内出張店舗を出店する。

 「ピクニックルーム」が運営するのは月曜~金曜の14時~18時。通常の学習指導に加え、建築家やアーティストなどビル界隈で働くさまざまな分野のプロからの学びを受ける小学生の放課後支援事業「ピクニックスクール」を展開する。

 「横浜コミュニティデザイン・ラボ」が「イベント事業・連携統括」を担当し、平日の18時以降と土日はスペースを活用して、地域の人々が、日常の活動範囲を超えて化学反応を起こし、互いに新たなつながりが生まれるような学びと交流の場づくりを行う。パーティーや音楽ライブ、講座・セミナーなどのレンタルスペースとして貸し出しも行う。

 当日は、泰生ポーチのオーナーである泰有社(南区弘明寺町259)の伊藤康文さんや、相生町内会と関内まちづくり振興会の会長のあいさつ、各代表による活動の紹介をする。また、関内界隈で活動する多彩なゲストがスピーチを披露するほか、ファブラボ関内の活動紹介、写真家の石倉潤さんによる関内のバーを写した写真、西澤希生さんによる生け花などの展示が行われる。

 ゆかりの店舗から調達した飲食コーナーでは「ヒューマンフェローシップ」による宮城県石巻市の食材を使ったワンプレートフード、関内のカジュアルフレンチ店「Tranquille(トランキーユ)」の前菜のほか、「旅するコンフィチュール」のスイーツ、泰生ポーチに入居する松本珈琲のコーヒー、神奈川県の地酒に特化した小料理「ほおづき」の女将が選んだ日本酒「箱根山」(大井町・井上酒造)、「曙光」(茅ヶ崎市・熊澤酒造)、「相模灘」(相模原市・久保田酒造)などをキャッシュオンで提供する。

 開催時間は18時30分から21時30分。参加費は500円。
(ヨコハマ経済新聞)