パンとお店と“私”のストーリー
2020.01.15
Boulangerie Queue(ブーランジェリー クー) 店主 中島 知美さん
vol.52 お店でパンを選ぶときも食べるときもワクワク感を楽しんでもらえるように Boulangerie Queue(ブーランジェリー クー)店主 中島 知美さん Boulangerie Queue(ブーランジェリー クー)店主 中島 知美さん 東葉高速線「船橋日大前」の東口ロータリーを背に、坪井近隣公園方面に向かう道路を5分ほど歩くと「ブーランジェリー クー」があります。歩道に面した芝生の奥にある、一軒家の1階がお店です。私は、中学生・高校生のころからお菓子やパンをつくるのが大好き。人に食べてもらい、喜んでもらえるのがうれしくて、将来は「つくる道」に進みたいと思っていました。高校卒業後は製パン・製菓の専門学校に入学し、主に製菓に力を入れていましたが、パンを食べるのも大好きで、いろいろなパン屋さん巡りを楽しんでいました。ある日、松戸にあるzopf(ツオップ)に出かけ、フィグを食べたときに衝撃を受けたのです。「こんなにおいしいパンがあるんだ!」と。それがパン職人をめざすきっかけになりました。 卒業後は念願のzopfに入社。4年半働く中で、パンづくりの各ポジションのほか、販売や宅配の仕事も経験しました。とくに店づくりに関しては、オーナー夫人の伊原りえさんから本当にたくさんのことを学びました。お客様にドキドキ、ワクワクを感じてもらえるような商品の並べ方、照明の使い方や、接客のこと、パン […]