おいしいニュース

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2020.02.21【東京】

デパチカドットコム

新宿小田急ハルクフードに「高級食パン専門店 嵜本」、百貨店初の常設店

 小田急百貨店新宿店ハルク地下2階食品売り場「ハルクフード」に、神戸・岡本の「高級食パン専門店 嵜本(さきもと)」が百貨店では初となる常設店をオープンした。

 2月19日(木)の初日から店頭では、焼き上がり時間(1日2回の予定)に合わせ購入客の行列ができ、注目を集めている。購入には店頭で当日配布される整理券が必要だが、事前予約も可能(電話、および専用アプリ)。出店場所は連絡口を入ってすぐ左側で、「ポンパドウル」の斜め向かい。

 「嵜本」が手掛けるのは、卵・乳といったうま味を感じやすい食材を使わず、「小麦の優しい香りとほのかな甘さ、もっちりとしながらも歯切れの良さ、のど越しの滑らかさ」が特徴の食パン。「自分の子どもにも安心して食べさせられるおいしいものを」がきっかけとなり、「毎日食べたいと感じるおいしい食パン作り」を目指し、約2年かけ開発したという。現在、神戸岡本店をはじめ、路面店を中心に14店舗を展開。ハルク地下2階のショップは9店舗目、東京では田園調布店に続く2店舗目となる。

 今回ハルクフード出店の経緯について、小田急百貨店MD推進部食品担当の岡部葵さんは「『毎日食べたいと感じるおいしい食パン作りを目指している』姿勢が、ハルクフードの『デーリーに楽しめる食を集める』というコンセプトとマッチした」と言い、「関東にあまり出店していないことも魅力だった。出店の話を昨年夏前から続け、『初の小型店』としての出店が実現した」と話す。

 店頭で取り扱うのは2種類の食パンで、いずれも店内厨房で焼き上げた食パンを販売する。

 1種類は、看板商品「極美“ナチュラル”食パン」(2斤=900円)。クセのない北米産の小麦を使い、しっとり感が持続する湯種製法でもっちりしながらも歯切れの良い食感を実現。耳まで柔らかいうえ、パンが含む水分量の多さから焼きたて時すぐには自立できないほどふわふわで繊細なのが特徴だという。(トランス脂肪酸フリー、アレルギー対応商品ではない)

 もう1種類は、関東では小田急のみの販売となる、ラムレーズンの風味豊かな「極葡萄(ごくぶどう)食パン」(2斤=1,300円、各日12時から販売)。そのまま食べられるよう、パン生地の柔らかさとラムレーズンの風味と甘みを絶妙なバランスで調和させ、湯種製法を用いることでラムレーズンの風味豊かなもちもち感が楽しめるという。

 食パンは、2斤サイズのほか、「少しだけ味わいたい時や、ちょっとした手土産」として4枚切りの1枚(厚さ28ミリ)を特別パッケージに入れた1枚商品「極美“ナチュラル”食パン」(280円)、「極葡萄食パン」(350円)も用意する。

 店頭では「食パンのお供」として、フルーツとハーブやスパイスとを組み合わせた「ジュエルジャム」16種類(1瓶95グラム~100グラム入り)も販売。

 宝石の名前が付けられた色鮮やかなジャムは、パティシエの職人の感性と技が詰まった「フルーツ」シリーズ(ストロベリーガーネット、オレンジトパーズなど5種類、各680円)、淡路島牛乳と北海道産生クリームをメーンに、練乳砂糖を煮詰めた「ミルク」シリーズ(ミルクバターパール、ピスタチオパールなど7種類、各780円)、和のスイーツをモチーフに食パンと合う甘さと香りに仕上げた「ジャポニズム」シリーズ(琥珀きなこ、黒ごま真珠など4種類、各780円)を展開する。

 岡部さんは「毎日をちょっとぜいたくにする焼きたてのパンとジャムをそろえているので、仕事帰りにも気軽に立ち寄って、味わっていただきたい」と呼び掛ける。今後3月にはホワイトデーをイメージした「スイートショコラ食パン」(1斤1,000円)を販売する予定。
(デパチカドットコム)