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2017.03.13【東京】

高円寺経済新聞

新高円寺のパン店、「ウサギ型食パン」話題に 店主お薦めは「クロワッサン」

 新高円寺に3月2日、「ベーカリー 兎座(うさぎざ)LEPUS(レプス)」(杉並区梅里1)がオープンした。

 「和×パン」をテーマに、ウサギをモチーフにしたパンや総菜パンなどをそろえる同店。高円寺エリアの「サブカル」要素や杉並にアニメ制作会社が多いことから、個性の立つ店にしたという。内装は店主の東山伊織さんがデザイナーの友人と手作りで仕上げ、和風のロゴもその友人が描いた。

 東山さんは「姉の出産を機に家族が杉並に引っ越すことになった。和菓子職人だった父も引っ越してきて、手伝ってもらいながらパンを作っていくことになった」と話す。東山さんは6年間、レストラン「ジョエルロブション」のブーランジェリー部門に勤め、スーシェフの経験を持つ。「いつか独立したい」という夢があり、家族が引っ越してくるタイミングで独立を決めた。

 看板メニューの「ウサギ食パン」(300円)は、購入者がツイッターに投稿し3万リツイート以上拡散され話題となっている。ウサギの顔に似顔絵を描くなどして楽しむ人も多く、「かわいい」との声が広がっている。購入するには整理券が必要な状況で、東山さんは「『ウサ食』がきっかけでたくさんの人に店を知ってもらったが、正直混乱している。型の数もまだ少なく1日24本ほどしか焼けないので申し訳ない気持ち」と話す。

 パンには国産発酵バターを使う。東山さんのお薦めは「クロワッサン」(160円)と、季節によって野菜を変えるという「フォカッチャ」(240円)だという。

 東山さんは「和菓子職人の父と、ただパンを作るだけでなく、遊び心やデザインを大切にして『作品』を作っている。『面白い店』だと感じてもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~19時(売り切れ次第終了)。月曜、第2・第4火曜定休。
(高円寺経済新聞)