おいしいニュース

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2018.04.10【東京】

デパチカドットコム

伊勢丹新宿店で「フランス展」-「ベルナシオン」チョコケーキ、成澤シェフのバゲットなど

 伊勢丹新宿店で4月11日(水)より本館・メンズ館で「フランスウイーク」(同17日まで)が行われるのに伴い、本館6階催物場でもフランスの美味を集めた「フランス展」が開催される。

 目玉企画は、「サロン・デュ・ショコラ」でも話題を集める仏リヨンで3代続くショコラトリー「ベルナシオン(BERNACHON)」が販売するチョコレートケーキ。リヨン本店でしか食べることができない3種類で、原材料を輸入し、レシピに基づき日本で忠実に再現しているという。正統派の濃厚チョコレートムースが主役の「ルーズベルト」(951円)は、チョコレートムースをベースにフィアンティーヌ入りプラリネ、アーモンドビスケットを重ね、くるりと削ったチョコレートをトッピングした、「食感や味わいの変化を楽しめる」4層仕立て。ノワールショコラのグラサージュが印象的な「クレベール」(同)は、チョコレートムースでチョコレートビスケットをサンドしたビター&濃厚な口どけが楽しめるケーキ。フランス語の「扇」を意味する「エヴァンタイユ」(756円)は、ほのかな酸味のチョコレートガナッシュを香ばしいアーモンドビスケットでサンドし、扇形にカットしたケーキ。いずれも各日200点を限定販売。会期中、ショコラティエのフィリップ・ベルナシオンさんが来場する。

 フランス食文化を語る上で欠かせない「バゲット」は3店から6種類が登場。中でも注目は、今回日本初上陸となるアルザス「ブーランジュリー デュロンベルジェ(Boulangerie DURRENBERGER)」の日本人シェフ、成澤芽衣さんによる「バゲット トラディション」(616円、各日限定400点)。同品は、2017年フランスバゲットトラディションコンクールで、日本人&女性として初めて優勝に輝いたバゲットで、フランス産小麦と水を使ってゆっくり生地をこね、低温で長時間発酵させているため、小麦の風味とうま味が感じられ、もっちりかみ応えのあるのが特徴。同ショップでは、フライドオニオンやグリュイエールチーズを練り込んだ「バゲット オニオン グリュイエール」(810円、各日限定100点)や、アルザスパン「クレモンテーズ」(1,242円、各日限定100点)、2種類のバゲットサンドも販売する。会場には成澤さんが凱旋(がいせん)帰国し来場、焼きたてバゲットを提供する。オーナーシェフのロラン・デュロンベルジェさん、ジル・シュナルさんも来場。

 バゲットではほかにも、「ビゴの店」は、藤森二郎シェフが手掛ける、フランス産小麦を使って本場仕込みの製法で仕上げた3種類のバゲットや、代官山のフレンチ総菜の店「メゾン・イチ」の北海道産小麦と液体天然酵母を使ったバゲットが登場する。2010年、2015年にパリバゲットコンクールで優勝した「ル・グルニエ・ア・パン」はトリュフ&チーズ、カモ&アプリコットのバゲットサンドを販売。

 イートインには、パリのミシュラン1つ星レストラン「パージュ」が初登場。同レストランオーナーシェフの手島竜司さんは本場フランスで認められ、パリで活躍する日本人シェフ。会場では、フランス産鴨を中心としたフランス食材と故郷熊本の食材を組み合わせた前菜・メイン・デセールのフランス展限定コースメニュー(4,801円、各日限定70点)を提供。コースメニューのほか、アラカルトメニューや厳選ワインも用意する。「今回手島シェフが来場され、パリでのレストランオープンから1年半という驚異の早さでミシュラン1つ星を獲得したその実力を、会場で初めて披露されます。ここでしか体験できない限定メニューを味わっていただきたい」(同展担当者)。

 イートインではほかにも、フランス発の美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ」日本版で受賞歴のある2人のシェフのメニューを期間限定で提供。インパクトのある料理が注目を集め、「今年のシェフ賞2017」に輝いた谷口英司シェフの「レヴォ(L’evo)」が初日~同13日(金)に出店。谷口シェフが来場し、富山県黒部の仔山羊や、山里で採れた山菜などを使った前菜、メイン、サラダの「恵みの美食 レヴォコースセット」(自家製パン付き、5,400円、各日限定70点)を提供するほか、1皿ずつの単品メニューも用意する。

 「期待の若手シェフ賞2018」を受賞した気鋭の田村浩二シェフの「ティルプス(TIRPSE)」は同14日(土)~16日(月)に出店。「選び抜いた」食材の香りと、炭素循環農法で育てたたんじゅん野菜のうま味を追求した前菜、メイン、リゾットの「香りの美食 ティルプスコースセット」(同)を提供。同じく1皿ずつの単品メニューも用意する。

 そのほか、「ジェラール・ミュロ」の2017年にフランスの雑誌が選んだ「パリで一番おいしいイチゴタルト」やイチゴのシュークリーム、中世から受け継がれる素朴なマカロン、缶パッケージがかわいい焼き菓子、シャルキュトリ、ワインなども登場。

 会期は同16日(月)まで(最終日は18時閉場)。
(デパチカドットコム)