おいしいニュース

この記事は、各地の食に関するニュースで、みんなの経済新聞ネットワークが提供しています。みんなの経済新聞ネットワークは、各地のビジネス&カルチャーニュースを配信するニュースサイトによるネットワークです。

2018.01.05【岩手】

盛岡経済新聞

盛岡の「福田パン」がお菓子に 人気のあんバターサンドをモチーフに

 オリジナル商品や土産品の開発・卸売りなどを行う「アイビー」(宮城県仙台市)が昨年12月18日、福田パンをモチーフにした菓子「あんバターサンドクッキー」を発売した。

 同商品は福田パンの人気メニュー「あんバター」をモチーフにしたもの。同社岩手営業所所長の岩舘修さんは「盛岡のお土産といえば、南部せんべいや盛岡冷麺など定番のものが多い。それが悪いわけではないが、全国的に新しいお土産が増えている中で、盛岡にも新しい名物を作りたいという思いがあった」と話す。そこで、近年、全国的に人気が高まっている「福田パン」をモチーフにした土産品を考案。同社の監修の下、開発が始まった。

 プレーンクッキーにあんバター風味のクリームを挟み、コッペパンでサンドするスタイルを再現。福田パン独特の柔らかいパンのイメージやあんことバターの味のバランスを崩さないように試作を重ねたという。福田パン社長の福田潔さんは「初めはパンをお菓子にするなんて想像がつかなかった。柔らかいパンのイメージやあんバターの風味が感じられる仕上がりになっていると思う」と話す。

 18日からの発売を前に、売り場を準備している段階から足を止める人が多く、発売から間もなくツイッターに写真が投稿され多くの反響があったという。岩舘さんは「どういう反応があるか不安だったが、思わぬ盛り上がりに驚いている」と話し、「福田パンは全国的に広まりつつあるが、お土産で持ち帰るのは難しい側面もある。お菓子という形で味のイメージを受け取ってもらえたらうれしい。盛岡の定番土産の一つとして育てていくためにも、県内外の皆さんに味わってもらえたら」と呼び掛ける。

 価格は6個入り=723円、12個入り=1,242円。現在は盛岡駅構内と東北自動車道紫波サービスエリア・岩手山サービスエリアで取り扱う。
(盛岡経済新聞)