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2016.06.07【東京】

品川経済新聞

下神明にパン店「プチレーブ」 青物横丁から移転、福祉センターが運営

 東急大井町線下神明駅近くに4月28日、「パン工房しなふく プチレーブ」(品川区二葉1、TEL 03-6421-6633)が移転オープンした。

 同店は障がいのある人が働ける場として、社会福祉法人品川総合福祉センター(同)が1999年に青物横丁で開業した。全スタッフ10人のうち、知的障がいのある人は5人(2016年6月現在)。

 店名は「小さな夢」というフランス語が由来。店舗面積は約26坪で、店内とテラスにイートインスペースを用意する。

 同センター管理者の大石信人さんは「当店は障がい者の方々と雇用関係を結び、賃金を支払う『就労継続支援A型』を採用している。社会的な存在意義のある場所なので、さらに店のファンをつくっていきたい」と話す。

 パンは約30種類をそろえる。「ミニクロワッサン」(50円)や「プチウィンナー」(60円)、「小倉あんぱん」「ひょっこりたまご」(以上130円)、「マカロニグラタン」(160円)、「たっぷりモッツァバジルトマト」「ツナロール」(以上180円)などを用意する。

 ドリンクは「ブレンドコーヒー」や「アメリカンコーヒー」(以上200円)、「アイスコーヒー」(250円)などを提供する。パンとセットの購入で100円引き。

 10年間同店で働く長井久子さんは「支援学校から紹介されて勤め始めた。今は働くのがとても楽しい。店頭に並ぶ商品はどれもお薦め」と笑顔を見せる。

 営業時間は7時~18時(土曜は9時30分~16時)。日曜定休。
(品川経済新聞)