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2015.03.30【東京】

六本木経済新聞

六本木にパリの「最高パン屋賞」のブーランジェリー、海外進出1号店として

 六本木の麻布台に3月30日、仏パリの本格派ブーランジェリー・パティスリー「メゾン・ランドゥメンヌ トーキョー」がオープンした。

 店舗面積は130平方メートル、席数はテラス席を含め60席。現在パリで流行中の「ネオアンデュステュリエリスタイル」(=メタルなどの無機質素材と、木・石・タイルなどのアンティーク素材を融合し、新しさの中にぬくもりを感じさせる)を取り入れ、シンプルでありながら大人がくつろげる温かみのある空間にまとめた。

 パン職人で実業家の石川芳美さんと、同じく実業家でパティシエとして活躍するロドルフ・ランドゥメンヌさんの2人が2006年にスタートし、現在パリで8店舗を展開する「メゾン・ランドゥメンヌ」。2011年のパリのグルメガイド「ピュドロ」ではブーランジェリー・オブ・ザ・イヤー パリの「パリ最高パン屋賞」を受け、2013年仏フィガロ誌では「パリで最もおいしいクロワッサン」第3位に選出された。日本初上陸の同店は、2015年からスタートする世界展開の第1号店となる。

 「昔ながらの伝統的な商品と技術の継承」をコンセプトに100%手作りにこだわり、自家製天然酵母を使用。低温長時間発酵でゆっくりと熟成させた小麦の豊かな味わいを特徴とする。「フランスでやっているそのままを持ってきた。少し高いけど、すごくおいしいと言ってもらえるような日常使いのパン。入り口をくぐったらパリにいるみたい!という気持ちで楽しんでもらえれば」と石井さん。

 パリでは1日1店舗で2000本~2500本を売り上げるという看板商品「バゲット・トラディッション」(バゲット180円、トラディッション220円、トラディッション・セレアル280円)や、クロワッサン(国産バター250円、仏バター480円)、タルト・フィンヌ(580円~)などを販売。また、同店ではパンを楽しむためのランチメニュー(1,000円~。パンはフリーサービス)を展開する。

 同店の出店を皮切りに、イギリス・ドイツをはじめとするヨーロッパ地域や、パリ9号店のオープンも予定。今後、香港・シンガポール・タイなどの東南アジア諸国やエジプトなどの中東諸国など、世界に向けて発信していくという。

 営業時間は7時~20時30分(土曜・日曜・祝日=9時~19時30分)。ランチタイムは11時30分~14時30分(同10時~14時)。
(六本木経済新聞)