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2016.05.11【静岡】

浜松経済新聞

浜松にベーカリーショップ新店 食パンを主軸に20種類

 浜松・高林に5月9日、ベーカリーショップ「やま市パン商店」(浜松市中区高林、TEL 053-471-6132)がオープンした。

 店主の山市響さんは、神奈川のベーカリーショップで8年間修業をしていた。浜松の友人から物件を紹介されたことをきっかけに独立を決意。友人たちと建築事務所だった店内を1年かけて改修し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約60坪。店内は「中小企業の工場が多い街並みに合わせたい」という思いから、むき出しの鉄骨が見える高い天井や、コンクリートの床面が特徴的な工場をイメージし作り上げた。木の風合いを生かした商品棚や、手塗りで優しいイメージを演出した白い壁面は、無機質な工場のイメージと対照的にナチュラルな雰囲気を演出している。「静岡文芸大で設計を勉強していた友人を中心に、皆で作り上げた自慢の店内」と山市さん。

 販売する商品は、南箱根の丹那牛乳をふんだんに使い焼き上げた、店主一押しの食パン「ミルク食パン」(370円)や、カフェオレを練り込んだ「カフェオレ食パン」(370円)、大阪の老舗あんこ屋「茜丸」のつぶあんに、小豆を蜜漬けした「大納言かのこ」を混ぜつぶつぶ感を強調した「つぶつぶあんぱん」(140円)、カフェオレ食パンの生地にチョコレートを練り込み、コーヒー豆の形に焼き上げた「コーヒービーンズ」(120円)など。リーズナブルに販売したいという思いから、商品数を約20種類に抑え、廃棄ロスを減らしているという。「友人の紹介で安価に店舗を借りることができた。廃棄ロスも減らせれば、よりリーズナブルに提供できると思った」と山市さん。現在イートインスペースを準備し、8月をめどに販売を始める予定という。

 「おいしいパンとくつろげる空間を提供し、地域の生活に貢献できれば。米粉の食パンや、紅茶パンなど、面白くておいしいパンも販売していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は9時~売り切れ次第終了。日曜定休。
(浜松経済新聞)