2024.06.27
ハマること間違いなし!元旅人の女性パン職人が切り盛りする小さなパン屋さん
岩手県盛岡市に流れる中津川。その川に架かる富士見橋から少し歩いたところに、いきなりポッと現れる小さなパン屋さん「サブール」。初めて行く方は通り過ぎてしまうほど小さなパン屋さんですが、その佇まいは可愛らしいです。こちらのパン屋さんは、2012年2月にオープンした地域の皆さんに愛されるパン屋さん。女性の中村店主が1人で焼いています。フランス語で味わい深い、趣があるという店名の通り、サブールな街のパン屋さんを目指しているそうです。
中村店主は元旅人!?なぜパン屋さんを盛岡にオープンしたのか!?
中村店主は旅好きで、過去にヨーロッパをバックパックで一人旅やシベリア鉄道でロシアを横断されたそうです。
旅をしていた当時、パンのことを意識していた訳ではなかったそうですが、フランスの安宿で出るバゲットやバターが美味しかったことや、ロシアで出会った黒パンやピロシキがいまだに記憶に残っていて、そこから皆さんにも「あの時のあのパン食べたいな…」と思い出してもらえるような味や香り、記憶に残るそんなパンを作っていきたいという思いで、日々配合・発酵を大切に生地作りに力を注いでいるそうです。
旅を終えてから東京のパン屋で働き、ご両親の介護で神奈川から盛岡に移住。 盛岡に移ってから独学で勉強したそうです。旅を通じて、どこでも楽しく生きていけると気づいた中村店主は、ご自身とご両親のこれからを考えて皆がハッピーに生きていけるのはこのカタチなのかな…と考え、盛岡にある祖父母の家の敷地内にパン小屋を設けました。
最後に、「まだまだですが長く長く皆さんに幸せな香り〜。と喜んでいただけるパンを作り続けていけるよう、そんな想いで十数年やってきました!ようやくサブールらしい生地になってきたかな…。これからもがんばります。」(中村店主)と語ります。
いちじくとアマニ
北海道産小麦、自家製酵母ホップ種を使用しています。
サクサクとしたクラストです。香ばしく、特に一部おこげのようになっており、おこげのグラデーションを楽しめます。
アマニをたくさん練り込んでいて、ぷちぷちした食感がクセになります。そして、ねっとりしたいちじくが顔を出すと、甘みという味わいを初めて感じます。少しのいちじくでも、味がぎゅっと詰まっているので、一気に甘みブースト発動です。
よもぎのスコーン
カナダ産小麦使用。緑色なので一瞬、抹茶?と思いましたが、よもぎなのです。よもぎのスコーンは初めてみました。一口噛むと、さくっとほろほろくずれます。中はふかふかっとしたスコーンです。咀嚼するとよもぎのフレーバーがふわっと広がります。そこにホワイトチョコの甘さもあり、これは新しい組み合わせでした。
メロンパン
カナダ産小麦、北海道産小麦から起こしたルヴァンリキッド使用しています。
ふっかふかで、赤ちゃんのほっぺのように柔らかいです。思わず、すりすりしたくなるのは私だけでしょうか?
上のビスケットがパリパリッと、シュワっと、すぐに溶けます。シュガーの甘さに微笑んでしまいます。まさに幸せの味です。感覚としては、たまごボーロのような優しい甘さです。
店舗情報
- 店舗名:
- サブール (saveur)
- 住所:
- 〒020-0015
岩手県盛岡市本町通1-5-36
- アクセス:
- 上盛岡駅徒歩15分など
※ Google Mapに移動します
- 電話番号:
- 019-621-8348
- 営業時間:
- 11:00~17:00 ※商品なくなり次第終了
- 定休日:
- 月曜日、火曜日
- 店舗公式インスタグラム:
- @saveur__official
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