幼稚園のころから「パン屋になる」と言っていたそうです - Panetteria Ottimo Massimo(パネッテリーア オッティモ マッシモ)
実家が自営業なので「手に職をつけるのはいいことだ」と、パン職人になることは家族の誰にも反対されませんでした。中学卒業後、製菓学校に入学。製菓コースで1年、製パンコースで1年勉強し、最年少で技術者の受験資格をとりました。 卒業後、京都と滋賀のベーカリーで働き、新店舗のオープニングスタッフも経験しました。最初から独立を考えていたので、「20歳までにイタリアへ行く」と決めていました。新店オープンの後、お正月に1週間の休みがもらえたので、ツアーを見つけて参加。イタリア中のパン屋をめぐり、北イタリアのパンの美味しさに感動しました。 22歳でイタリアへ。24歳で帰国するまで、イタリアで4軒、スイスで1軒のベーカリーで勉強しました。帰国後、約1年かけて準備をして、平成26年に開店。イタリア人のお客さまからも、本場のイタリアパンが食べられると評価していただいています。 この店は兄が営むそば屋の一部を借りたもの。いつかは移転すると思いますが、家と店舗を同じにする必要があるので、しばらくはここで頑張ります。というのもイタリアパンの天然酵母は、温度が1℃変わっても死んでしまうデリケートなもの。営業時間外でも、ときどき様子をみてやらなければならないのです。 もうすぐオーブンを新調するので、作業効率がぐんとUPする予定。今まで受けられなかった注文にも応えられるので、ワクワクしています。