Panetteria Ottimo Massimo(パネッテリーア オッティモ マッシモ)
パン屋さんからのお知らせ
2019.04.03
イタリアのパンって本当にまずいの?
「イタリアのパンはまずい」と言われますが、実際に食べてみると、とても美味しかったことがすべての始まりです。将来、自分の店を持ちたいと考えていた私は「イタリアのパン」なら、自分らしさが出せるかもと考えました。
フレンチのフルコースは、北イタリアのピエモンテ州の料理がルーツだと言われるほど、「食」が重視されているイタリア。イタリア人にとって、食卓は人とかかわるための大切な場なのです。専門学校時代に、食という漢字は「人を良くする」と書くと習ったことと通じるような気がしました。
そのイタリアではパンそのものが、食卓の名脇役として大事にされており、日本のような惣菜パンはないんですよ。
武者修行の最初はトリノ市の郊外の店。そこのリカルド・リッチョーネ氏は、日本から来た私にとてもよくしてくれました。彼は私の帰国後、イタリア・リミニで2016年1月に行なわれたパンの世界大会で優勝したんですよ。
リカルドシェフの店で働いていたとき、シェフが骨折してしまい、1ヵ月間、私ひとりで店をやったことがありました。お客さまもシェフと同じ味だと認めてくれ、シェフのご家族からも店を閉めずにすんだと感謝されました。
リカルド氏は私のために格上のシェフを紹介してくれ、それから店を替わるごとにさらに上へ、上へと、次々とすばらしいシェフのもとで勉強することができました。
今もお世話になったシェフたちとは交流があります。パンの世界大会の初代優勝者・エッツィオ・マリナート氏が日本に来られたときには、通訳・技術補助としてお手伝いすることもあります。
2019.04.03
いろいろなオーダーにも対応しています
私がパン職人を目指すようになったのは、母がパンやお菓子を焼いてくれていた子ども時代の思い出が影響していると思います。その頃、兄の友だちでニンジン嫌いの子がいました。その友だちが母がつくったキャロットブレッドを「僕、ニンジン嫌いやのに美味しい」と食べてくれたんです。それ以来、ニンジンが食べられるようになったと感謝されたことがありました。これが今のフルオーダー対応に、つながっているのかもしれません。
いろいろなアレルギーを持った方にも喜んでもらえるパン、イタリアの味を楽しんでもらえるパン、私自身が創意工夫をしたパンなど、お客さまとつながることのできるパンづくりを、これからも続けていきたいと考えています。
(写真はロゼッタというパンをつくるための道具。来日した師匠が、直接届けてくれたもの)
営業時間、販売商品、価格等に変更がある場合もございます。詳しくは店舗にご確認くださいますようお願いいたします。
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