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パンとお店と“私”のストーリー

2017.07.11

Pomme de terre(ポム・ド・テール) オーナーシェフ 工藤 美幸さん

西荻窪駅・北口から伏見通り商店街を10分ほど歩いた先にあるベーグルとフレンチデリの店が「ポム・ド・テール」です。ビストロとしてスタートした店は、15年目を迎えます。ベーグルづくりが楽しくてたまらない私ですが、幼いころは極度の偏食。とにかく食べ物に興味がなかったようで、両親を心配させていました。ところが小学生のとき、テレビのグルメ番組で羽つき餃子を食べる人を見て、衝撃を受けました。ほおばった瞬間、目が輝いて「おいしい!」と表情が一変したんです。食べ物が人の表情をキラキラに変える……その秘密を解き明かしたくて、しばらくの間、1人で黙々とキャベツを刻み、餃子づくりに没頭しました。 お菓子づくりの楽しさに目覚めたのは、親戚のお姉さんと一緒にクッキーをつくったことがきっかけ。それまで、お菓子は買ってくるもの、と思っていましたが、こんなに楽しくておいしくつくれることに驚き、今度はひたすらクッキーをつくる日々。ハマると自分の手であれこれ試して、とことん突きつめる、というのは子どものころから今も変わっていないです(笑)。 高校卒業時に、ちょうど東京に「エコール辻」が開校し、パティシエをめざして一期生に。フランス校でも学んだ後に、半年間現地の菓子店でのスタージュ(研修制度)を経て帰国し、いくつかのパティスリーで働きました。店舗責任者なども経験した後、2003年にフランス校での同期で、料理人の松尾と2 […]

おいしいニュース

2017.07.05

北浦和に食パン専門店「BEKURA」 無添加食パン2商品主力に

 北浦和に食パン専門店「BEKURA(ベクラ)」(浦和区北浦和1、TEL048-799-3395)がオープンして一カ月がたった。  経営は「松森屋」。北浦和は本店として初出店した。取締役の深田昭彦さんは「北浦和地域にはパン店が多い。生活にパンがなじんでいるので、当店の食パンの味を認めていただけると思う。おいしさを追求し、販売まで1年近くかかった。添加物を使わず厳選した小麦で作り方も工夫している。自信を持ってお薦めしたい」と話す。  主力商品の無添加食パンは、素材のうまみと甘み、柔らかい口当たりが特徴というエクセラン(320円)、きめ細かく、かむほどに素材の甘みと香りが広がるのが特徴というリッシュ(360円)の2種類。店内の工場で、1本1本焼き上げているという。  食パンを作る店長の伏見剛さんは「この道40年。心掛けていることは、手を省かずに時間を掛けて丁寧に作ること。芳醇(ほうじゅん)な香りで柔らかいパンに仕上がる。必ず気持ちは伝わるはず。お客さまから『おいしかった』と言われる言葉が何よりうれしい」と話す。  近隣在住の40代女性は「袋から開けた時の香りが違う。しっとりして口溶けもよく、子どもの食べるスピードが早い」と笑顔を見せる。  深田さんは「今後、食パンに合う食材を紹介したり、レシピなどの情報を提案したりすることで、『店に行くと新たな発見がある』と評価されるよう頑張りたい。食 […]

パンを楽しむ美食の足し算

2017.06.27

オリーブオイルの達人に聞く、パンとオリーブオイルのマリアージュ

株式会社ソルトオリーブキッチン オリーブオイルコンシェルジュ 中川 潔さん 輸入食品販売会社で主にフランス産のオリーブオイル、ビネガー、コンフィチュール、チョコレートなどの卸営業を担当。都内のブーランジェリーを隈なく回り、厳選したよいものだけを紹介するとともに、オリーブオイルとパンのマリアージュを探求。2015年3月にオープンした、塩とオリーブオイルの専門店「OshiOlive( おしおりーぶ)」のコンシェルジュに就任。店内にはオリーブオイルのほか、様々なフレーバーソルト、ビネガーなども揃い、お客様の好みにぴったりのおいしさに出会うお手伝いをしています。 オリーブオイルの原料になるオリーブの実は、毎年11月ごろに収穫します。オリーブの実の色は熟するにつれ、緑色から次第に紫がかり、完熟するとブラックオリーブになります。収穫のタイミングによって、緑色のフレッシュな果実を収穫する早摘み、少し熟したものを収穫する中摘み、完熟果実を収穫する遅摘みと呼ばれています。早摘みのグリーンオリーブはポリフェノールや葉緑素の含有量が多く、油分は少なめです。そのため、早摘みオリーブから搾れるオイルの量は、同量の完熟オリーブから採れるオイルの1/3程度と希少です。さわやかな緑色で、そのまま食べてもおいしいさらりとした食感、ポリフェノール由来の苦みやのどの奥でピリッとする辛さがあります。実が熟するにしたがって […]

おいしいニュース

2017.06.07

吉祥寺の独パン店「ケーニッヒ」が新店 テーブル席も

 吉祥寺の七井橋通りに6月7日、ドイツパンのホットドッグを中心に販売する「ケーニッヒ」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-49-4186)の新店がオープンした。  店舗面積は12坪。4人掛けのテーブル3卓を用意。店内では本店(小金井市)で作る50種類以上のソーセージやハムを販売する。角には店外から注文できるカウンターを取り付け、店先には犬と同席できるベンチを配置する。  テークアウトメニューは、ドイツパンか白パンかカイザーパンにハーブを練り込んだ「チェリンガー」や「ケーニッヒ」、「チョリソー」(各650円)、「ほうれん草チーズ」、「チョリソーチーズ」(各750円)のソーセージを挟んだホットドッグ、ジャンボフランク4種類(450円~550円)、型焼きソーセージ「ケーゼ」4種)を挟んだサンドイッチ(550円~600円)などを販売する。店内でのイートインも可能で、新たにランチメニューやカレーなどの提供も考えている。定番のドイツ白ビール「エルディンガーヴァイス」(600円)は生ビールも用意する。  オーナーの島崎知融さんは「新店には天気に左右されずゆっくり座って食べるスペースを用意した。ドイツビールも店内で味わって飲んでほしい」と話す。  販売ケースが通りから見える位置にあるため、「ソーセージやハムを買えることが、より分かりやすくなった。買い物ついでに立ち寄ってドイツの味を家庭で楽し […]

おいしいニュース

2017.06.01

ヒルトン東京、「炎の激辛バーガー」提供開始 あまりの辛さにリタイアも

 ヒルトン東京(新宿区西新宿6、TEL 03-3344-5111)の「メトロポリタングリル」が現在、激辛ハンバーガーを平日限定で提供している。  素材の全てに激辛スパイスを使った「炎の激辛バーガー」(4,900円)は、バンズにもハバネロとカイエンペッパーをふんだんに練り込み、100%ビーフパテや激辛チーズ、パクチー、レタス、激辛バーベキューソースなどをサンド。激辛チリサルサソースには、バイマックルやレモングラス、ガーリックパウダーなども使っている。最後に注射器に入れられた激辛マヨネーズソースをハンバーガーに注入して食べるのが特徴。  メニューを開発した副料理長のトーマスさんは「私はインドネシア出身(国籍はオーストラリア)だが、こんなに辛いものは食べたことがなかった。もちろん完食できなかった」と、自分で作ったハンバーガーを味見したときのことを振り返る。  同メニューを20分以内に完食すると代金が無料になるほか、「スイーツバーガー」を進呈する。  広報の五戸さんは「ハンバーガーを作っている間中、目が痛くなるほど激辛スパイスを使っているが、激辛好きにはたまらないメニュー。全国の激辛好きの人にチャレンジしていただきたい」と呼び掛ける。  営業時間は10時~15時、17時30分~22時      提供期間は7月いっぱいの予定だが、場合によっては延長するという。 (新宿経済新聞)

おいしいニュース

2017.05.31

池袋にNYブルックリン発レストラン「egg」海外1号店 開店から1カ月

 池袋にニューヨーク・ブルックリンのオールデイブレックファースト業態レストラン「egg(エッグ)東京」(豊島区西池袋2)がオープンして1カ月が過ぎた。  アメリカ南部スタイルの伝統的な朝食メニューを終日提供。海外初進出店舗となる同店では、ディナー使いもできる店として、卵料理に合うワインなどのアルコールも用意する。  「朝食ぐらいはゆっくりと時間をかけてリッチに食べよう」という創始者のジョージ・ウェルドさんの思いを池袋店でも生かし、地元に根付き、地元住民とのコミュニケーションを大切にしていく店舗を目指すという。  オープンからの利用状況について、同店広報担当者は「平日は地元のお客さまを中心に、週末の土日は情報感度の高い若者や、わざわざ足を運んでくださる三世代ファミリーにご利用いただいている。平日であれば並ばずにご案内できる」と話す。  「朝食を外で食べる文化も日本もだんだん根付いてきているのではないかと実感している。本当に良い食材を使っているのでどうしてもコストが高くなってしまうが、たまにはリッチな朝食を召し上がっていただき、日常向上のきっかけになればという気持ちでスタッフ一同尽力している」とも。  ブレックファーストのメニューは、半熟の卵を自家製のブリオッシュパンで包みホワイトチェダーチーズをかけ焼き上げる看板メニュー「エッグロスコ」(1,800円)、「ブリオッシュフレンチトースト […]

パンとお店と“私”のストーリー

2017.05.30

ボン・ボランテ(bonne volonte) 店主 井上 恵さん

ボン・ボランテがあるのは、京阪神宮丸太町駅より歩いて10分ほどの、京都市内でも住宅が多く建ち並ぶ郊外にあります。当店の大きな特徴は、薪をくべて窯でパンを焼いていることです。おかげさまでオープンして16年目を迎えています。 私はもともとアパレルの販売をしていたのですが転職をしたいと思い、就職活動をするにあたりパン屋のような早朝に働けるのは都合がいいと、ドンクで製造のバイトを始めたのがパンの世界に入ったきっかけです。そんな理由だけでパンの世界に入ったのですが、簡単なパンの成形などをするうちにパンづくりの面白さに目覚め、もっとちゃんと技術を身につけたいと思うようになりました。そこでドンクを辞め、パン職人が通う研修施設に通うことにしたのです。1カ月ほど研修した後、その学校が経営するお店で働きながらさらに技術を磨いていきました。そして1年半ほど働いた頃、今度はドンクに社員として就職。しかし、もっと自分の技術を高められる環境に身を置きたいと思っていたタイミングで、イタリア料理店併設のパン屋のオーナーからお声掛けいただき転職したのです。 その後、薪の窯をつくっているオーナーの知り合いから、パンの焼き方の基本を教えほしいといわれたのが薪の窯のオーブンとの出会いでした。そして薪の窯でパンを焼いてみると、電気オーブンより火の通りが早いため、外はカリッと中はしっとりと焼き上ることを体感。一度きりの体験で […]

おいしいニュース

2017.05.25

なんばに食パン専門店「高匠」 湯種製法で焼き上げる

 南海難波駅西側に5月9日、食パン専門店「高匠」(大阪市浪速区難波中2、TEL 06-6710-9188)がオープンした。  2016年10月に1号店としてオープンした「阿波座店」、2017年3月にオープンした「天六店」に続く3店舗目。17日には北新地駅ナカにもオープンした。小麦粉を熱湯でこねて、低温で熟成させる「湯種製法」で焼き上げた食パンを販売する。  店舗面積は約5坪。販売するのは食パン1種類のみで、1本(2斤)=700円。食パンは番重(ばんじゅう)という容器に入れて陳列する。同店担当者は「湯種製法を用いることで、小麦粉のでんぷん質の甘味を引き出し、弾力性の強いもっちりとした食感が特徴」と話す。卵は不使用。  同店の食パンの重さは2斤約950グラムで、一般的な食パンの約1.3倍。担当者は「小麦粉の分量が多く、目が詰まっていることが理由。焼かずにそのまま食べるのもお勧め」と話す。賞味期限は常温で3日間、スライスしてラップに包んだ状態の冷凍保存で10日間。  同担当者は「素材や作り方、量に対して、価格は抑えるよう努力した。今は食パンがはやっているが、ブームが去った後でも常食パンとして食べてもらいたい」と話す。同店では会員証をスマホアプリ化しており、スマホでの事前予約にも対応する。  営業時間は11時~20時(売り切れ次第終了)。 (なんば経済新聞)

おいしいニュース

2017.05.24

川越小江戸蔵里で「パンマルシェ」 投票イベント・食パン大賞など新企画も

 川越小江戸蔵里(川越市新富町)で5月28日、パンの販売イベント「川越パンマルシェ」が開かれる。主催は川越パンマルシェ実行委員会、まちづくり川越。  今年で6回目を迎える同イベント。今回は、川越市内のパン店が11店舗、市外から4店舗が出店する。「BurgerCafe honohono」ではハンバーガー、「UPPER EAST SIDE」ではホットドッグも用意する。ほかに雑貨店も出店する。  新企画として、川越パン連合主催で「埼玉県産小麦『ハナマンテン』のパンを知る・食べる・楽しむ」コーナーを特設。パン店応援企画「みんなが選ぶ川越食パン大賞」では、来場者が川越市内各店の食パンそれぞれの色・香り・味・食感の違いを体感してお気に入りのパン店に応援メッセージとともに投票する。参加費200円。投票結果は、パンマルシェ終了後にSNSで発表する。会場ではパン作り体験やチャリティイベントも企画する(食パンがなくなり次第終了)。  参加型のワークショップは、ミニチュアパンのアクセサリー、マグネット、フラワーアレンジ制作などを予定する。  担当者は「今年で6回目を迎える川越パンマルシェ。例年通り人気のパン屋が大集合するだけでなく、食パンの食べ比べ、埼玉産小麦のパンの競演、家庭でできる簡単パン作りの体験など、子どもから大人まで楽しめる新企画も盛りだくさん。ぜひご来場を」と呼び掛ける。  開催時間は11時 […]

ニッポンのブーランジェ

2017.05.16

ベッカライトーンガルテン 中川 貴之氏

横浜から相鉄いずみ野線に乗り換え約20分、弥生台駅に降り立つ。駅から住宅地を歩いて4分。センス溢れる白い外観と赤い看板が目印の可愛い店が見えてくる。ベッカライトーンガルテン(以下トーンガルテン)である。中川貴之シェフがこの地にパン屋をオープンして約5年。美味しいパンが買える店として愛されている。 白いドアを開けて中に足を踏み入れると、赤を基調としたヨーロッパ調のセンス溢れる店内にさまざまなパンがズラリと並ぶ。「いらっしゃいませ」の元気な笑顔に、「今日は何を買おうか」とワクワクする。 平台には具材たっぷりの「フォカッチャ野菜」250円や「ソーセージとカレーキャベツ」260円など7種のフォカッチャや、カレーパン、「かねふく明太フランス」160円などの惣菜パン、「プチパン」120円や「ハイジの白パン」120円、「トーンガルテンシュー」200円、期間限定の「アップルパイ」300円、そしてドイツパンまで約60種が揃う。一つひとつ丁寧につくられたパンは、中川シェフの腕が光る。どれもが完成度が高く、「この場所にこんな素敵なパン屋さんがあるなんて!」と地元の人々を感動させる。オシャレだが親しみやすく居心地の良いパン屋さん。まさに中川シェフの想いが店にそしてパン一つひとつに込められている。この店の特長は対面販売形式をとっていることだ。急いでいる人のためにトレーとトングを用意しているが、基本は会話をし […]

パンとお店と“私”のストーリー

2017.05.09

ラ ロッタ ベーカリー(La LOTTA Bakery) 店主 小林 紀子さん

店名の「ラロッタベーカリー(La LOTTA Bakery)」とは、私が考えた造語です。“La”はフランス語で、英語でいうところの“The”にあたる冠詞です。でも、“Bakery”は英語で“パン屋”のこと。ブーランジェリーとするより、誰もがすぐにパン屋とわかる方がいいなと思ったからです。 “LOTTA”は、スウェーデン映画のロッタちゃんシリーズの女の子の名前からつけました。ロッタちゃんは5歳のすごく自己主張が強い個性的な女の子。その気の強い性格が自分と似ていると感じ、店名にしました。 私がパン屋を志すきっかけとなったのは、仲の良かった父の死でした。私の父は「女性は働くより家庭を守るもの」という、ちょっと古い考えをするタイプで、私はそんな父の側にいられれば安心と、学校卒業後はバイトをするぐらいでフラフラとしていました。しかし、父が亡くなったことで「このままではだめだ」と気持ちが切り替わりました。パン屋かケーキ屋になりたいという子どもの頃の想いがまだ心に残っていたので、パン屋の門を叩いたのが始まりです。 そのときすでに24歳で専門的な勉強もしていなかったので、最初は販売からでもいいという気持ちでした。しかし私がラッキーだったのは、最初からフランスパンをつくる工程に入らせてもらえ、どんどんパンづくりを学べるチャンスに巡り合えたことです。するともっともっとという気持ちが強くなっていきました […]

おいしいニュース

2017.04.27

大阪発・高級「生」食パンが北陸初出店 とろける食感に長蛇の列

 野々市の国道8号線御経塚交差点近くに4月8日、食パン専門店「乃がみ はなれ金沢店」(野々市市御経塚1、TEL 076-259-0854)がオープンした。  「乃がみ はなれ」は大阪市に「総本店」(大阪市天王寺区)を構え、関西を中心に全国42店舗を展開。同店が北陸で初出店となる。同店店主の清水淳司さんは九州地区の店舗を任されているが、今回金沢店も手掛けることとなった。「金沢には先祖代々の墓があり、これまでも県外から月に一度は訪れていた。自分の原点でもある場所で出店したいと思い、今回のオープンに至った」と清水さんは言う。  販売するのは「乃が美 生食パン」(レギュラー・2斤=864円、ハーフ・1斤=432円)。卵を使わず、丁寧に焼き上げた食パンは「バターもジャムも塗らずに、そのままちぎりながら食べてほしい。トーストせずそのまま食べるのが一番美味しいので、生食パンという名で販売している」と清水さんは話す。  国内最大級のパン専門コミュニティーサイトが選ぶ「パンオブザイヤー2016食パン部門」の金賞を受賞し、雑誌「&Premium(アンドプレミアム)」では「日本の食パン名品10本」にも選ばれた同商品。オープン初日には開店前に200人が並んだ。今でも週末は50~60人、平日でも20人前後が並び、深夜0時から作り続ける食パンも10時の開店から3時間ほどで売り切れることもあるという。 […]

おいしいニュース

2017.04.27

小田原で「焼売パン」 神奈川の味をパンで再現、しょうゆとからしで

 社会福祉法人永耕会「デイセンター永耕」(小田原市曽我岸)のパン製造部門「パン工房ジョイ」は4月26日、「焼売(しゅうまい)パン」を発売し、初日分が完売するなど、好調な出だしを見せている。  「食べておいしく見て楽しい」をコンセプトに喜ばれるパンの提供を続けている同店。「ラムネあんパン」「コーヒーあんぱん」「ラーメンぱん」「煮卵パン」「小田原いちごあんぱん」などを開発。いずれもヒット商品となり遠方から買い求めに来る人も多い。  神奈川を代表する味の一つ「シューマイ」を丸ごと2つパン生地で包んで焼き上げた同商品。施設を利用する人のアイデアを生かして商品化した。味覚テストの結果、「自宅で温め直してしょうゆとからしをつけて食べるのがおいしい」との声が上がったため、販売時に「おいしい食べ方」として勧めているという。  同商品の開発を推進した三浦昌弘さんは「1つだと小ぶりなので2つ入れたことが、シューマイのおいしさを倍増。パンとの相性も良く好評。パンをしょうゆとからしで食べるのも喜ばれている。ぜひ味わっていただければ」と呼び掛ける。  価格は120円。 (小田原箱根経済新聞)

パンのテーブル

2017.04.25

のせて魅せる!オープンサンド

北欧デンマークの郷土料理である「スモーブロー」というオープンサンドを専門に扱うカフェ。「食べることは生きること 生きることは暮らすこと」をモットーに、都市と地域の架け橋として生産者と生活者を繋ぐ料理開拓人として知られる堀田裕介さんがプロデュースしたお店です。パリの一流レストランで腕を磨いたフレンチシェフ葭谷真輝(よしやまさき)さんがメニューを考案し、堀田さんが全国で出会った生産者から集めた新鮮な食材を使った季節感あふれるスモーブローをいただけます。 smørrebrød kitchen nakanoshima 住所:大阪府大阪市北区中之島1-2-10 中之島図書館 2F 電話番号:06-6222-8719 営業時間:9:00~21:00(L.O20:30) 定休日:不定休(年末年始) 「スモーブロー」はデンマークの国民食で、直訳で“バターを塗ったパン”という意味です。夕食の残りをパンにのせてランチにしたのが始まりなのだとか。「デンマークの家庭では、ハムやミートボール、エビ、野菜など好きな具材を黒パンにのせていただきます。ホームパーティでの定番メニューでもあり、日本での手巻き寿司のように、トッピングとなるさまざまな具材を用意し、各々が好きな具材をパンにのせていただくそうです」と店長の大倉伸宜さんが教えてくださいました。 同店で使われているのは、堀田さんがプ […]

パンとお店と“私”のストーリー

2017.04.18

穂の香 自由が丘店 店主 吉田 由華里さん

自由が丘駅を背にメイプル通りを8分ほど進むと、閑静な住宅街の一角に「穂の香」があります。 店名のPain fermier はフランス語で「農家のパン」という意味。ヨーロッパの農家で家族のために焼かれるパンをイメージして、素朴なパンや焼き菓子を小さな店にたくさん並べています。 私がパン職人になろうと思ったきっかけは、学生時代にカナダでホームステイした先が、朝早起きしてパンをつくる家庭だったこと。お手伝いしながらパンづくりの楽しさに一気にのめり込みました。 帰国後は大手リテイルベーカリーでアルバイトを始めました。そのまま社員に、という選択肢もありましたが、将来は自分で店を持ちたかったので、目指すパン屋の形にいちばんぴったりくるベーカリーを必死で探しました。当時はベーカリーに関する情報は少なくて、やっと見つけたのが「ベッカライブロートハイム」でした。改装する前の、木のぬくもりと手づくり感のある小さなお店で、パンづくりが丁寧で接客も温かくて……。1人で独立するつもりだった私は、「ここしかない!」と思って、何度か断られてもあきらめず、半ば強引に入れてもらった感じです(笑) 8年ほど働いて、販売から厨房の作業もひととおり身につけることができました。途中、「一度外に出てヨーロッパのパン屋さんを自分の目で見てみよう」と思いたち、いったん店を離れて2カ月ほど一人旅もしました。そして、ブロートハイムで […]

おいしいニュース

2017.04.18

山口・駅通りに食パン専門店「乃が美」 大阪発祥の「生食パン」販売

 山口・駅通りに3月29日、食パン専門店「乃が美 はなれ山口店」(山口市米屋町2、TEL 083-929-3811)がオープンした。  「乃が美」は、大阪・上本町に総本店を構える2013年創業の食パン専門店。全国に約40店舗を展開し、県内では「岩国駅前販売店」(岩国市麻里布町2)に次ぐ2店舗目。運営は、同店を愛媛や広島にFC展開する「smile5」(大阪市)。店舗面積は12坪。  売りは、焼かずに食べることを勧める「『生』食パン」。「しっとりもちもち」の触感が特徴で、卵を使わず、オリジナルブレンドの小麦粉で製造する。同店で販売するパンは、「高級『生』食パン」(800円、2斤)のみ。店内で毎日焼き上げる。  オープンから数日の様子について、同社統括マネジャーの横澤雄治さんは「オープン初日は長蛇の列が3時間途切れずに焼き上がり待ちの状態が続き、1日に600本以上を販売した」と驚いた様子を見せる。現在も客足は途切れず、1日に400本を売り上げるという。  商店街への出店について「駅が近いことや人の往来があること、『ついで買い』が見込めることからこの場所を選んだ」と横澤さん。「県内で多店舗出店はせず、ここでしか買えないことを付加価値にしていきたい。普段使いのほか、お土産にも使ってもらえるので多くの方に利用してもらえれば」とも。  営業時間は10時30分~18時。 (山口宇部経済新聞)

おいしいニュース

2017.04.12

オギノパンが町田初出店 「なつかしい給食のあげぱん」看板に

 JR相原駅前に3月10日、オギノパン相原店(町田市相原町、TEL 042-703-5439)がオープンした。  オギノパンは1960(昭和35)年、旧津久井郡相模湖町で創業。現在は、本社工場(相模原市緑区長竹)を含む9店舗を神奈川県、八王子市内で展開している。相原店は10店舗目で、町田市内では初の常設直営店。昨年、整備が完了した相原駅西口交通広場に面する新築ビルに開いた。  店舗は、「あげぱん」と書かれた赤い大きな看板が目を引く。「大学生が多い街なので、オギノパンを知らない人でも分かるように『あげぱん』を掲げた」と店長の荻野志穂さん。  看板商品の「なつかしい給食のあげぱん」(110円)は、かながわフードバトル2年連続で金賞を受賞。同店では注文を受けてから、揚げたてを提供する。食感は表面がクリスピーで、中はもっちり。平日350本、土曜・日曜は500本を売り上げる。  「きなこパン」は4月10日より販売形態を変更。食べるときに、別売りのきな粉(30円)をあげぱんにトッピングすることで、きな粉が熱で溶けすぎないようにした。  人気商品は、コッペパンにクリームを挟んだ「昭和のクリームサンド」(130円)、季節限定の「いちごちょこあげぱん」(140円)、オランダブール(ハーフサイズ210円)など。定番商品のアンパンも全種類取り揃える。  「お客様と店員の距離が近いのが当店の特徴。これから […]

ソトパン パンがおいしいお店へ出かけよう!

2017.04.11

パンと料理の幸せマリアージュを追求

吉祥寺駅を井の頭公園側に出て徒歩3分ほどの場所にある、「ブーランジェリー・ビストロ・エペ」。パンのテイクアウト、ビストロのランチ&ディナー、カフェタイムはパンのイートインもOKで、様々なシーンで気軽に立ち寄りたくなるお店です。“ブーランジェリーとビストロの融合”をテーマに、パンと料理の最高のマリアージュを提案し、フレンチに欠かせないワインがしっかりセレクトされているところも人気の秘訣です。古い倉庫を改装したという店内には、フランスの職人に依頼した家具を配置。使い込まれたマテリアルの質感を現代風に生かし、居心地のよさをつくっています。 相性抜群の料理とパンが出会う場所 ブーランジェリーを率いる神林慎吾シェフが目指すのは「料理と合わせて食べるとおいしいパン」。テロワールにこだわるフランス人に倣い、小麦粉は主に国産のものを使っています。店に入ると、まずブーランジェリーの売り場があり、その奥がビストロの客席です。特筆すべきは、フロアにおけるパン窯の存在感。発酵を終えたパン生地にクープを入れる作業から、窯入れ、窯の中でパンが焼ける様子や香り、窯出しされたパンの姿も音も、お客様がこんなに間近でつぶさに共有できるお店は希少です。 テーブルは料理とパンが出会う場所。ビストロのランチでは、セットやコースの料理に合わせて、焼きたてのパンが供されます。国産小麦粉のバゲットとフランス産小麦粉を使ったトラデ […]

おいしいニュース

2017.04.08

ドンク全店で「食パン・ウイーク」-オリジナル食パン食べ比べ、少量サイズ売りも

 ドンクグループ「ドンク」「ジャルダン・ド・フランス」「ドンク エディテ」の139店で4月5日(水)、「おいしさ再発見!~ドンクの食パンWeek~」が始まった。  同社が展開する、製法や素材などにこだわったオリジナル食パンの魅力を再認識してほしいと企画した同イベント。店頭では4種類の食パンの食べ比べを行うほか、ニーズに対応し少量パッケージ(2枚、3枚入り)も販売する。  食パンのラインアップは、歯切れのいい軽い食感で、豊かな香りと口溶けの良さが特徴の「パン・ド・ミ(山)」、きめが細かく、もっちりとした食感が特徴の「パン・ド・ミ(角)」、砂糖・油脂類を含まずしっとりと弾力があり、あっさりとした塩味が特徴で、トーストすればパリッと軽い食感の「ハードトースト」、そのまま食べるとしっとりモチモチし、トーストすると表面はさっくりと、中はもっちりとした食感の、「毎日食べても飽きない味わい」に仕立てたという「さわやかな食卓」。  同イベントでは、「パンをおいしく!」をテーマに、ドリンクやオリーブオイル、スープなどパンの「お供」的オリジナル商品を展開するブランド「ラミ・デュ・ブレ」からスープ(コーンクリーム、パンプキン、クラムチャウダーの3種から1種を選ぶ)と、「パン・ド・ミ(角)」の厚切りサイズ(9分の1本)をセットにした「厚切り朝食セット」(380円)を販売するほか、ゴマ、小豆、黒豆、うるちあ […]

パンとお店と“私”のストーリー

2017.04.04

griotte(グリオット) 店主 石川 暢子さん

駒沢大学駅から自由通りを自由が丘方面に6分ほど歩いていただくと、「griotte」があります。建物は通りから少し奥まっていますから、赤い看板を目印にしてくださいね。ガラス張りで明るい1階が売り場、地階にはイートインのスペースを設けてあります。すぐ近くには駒沢オリンピック公園があり、公園への行き帰りにお店に寄ってくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。 私は、2012年11月にオーナーとしてこの店をオープンしました。以前は会社員として営業の仕事をしていました。30才を過ぎて、このまま定年まで会社勤めをする自分自身をイメージすることができず、自分のペースで続けていける自営業を志したのです。もともと食べることが好きでしたし、女性が1人でやるなら飲食かな、とリサーチも兼ねてフレンチレストランの厨房で2年ほど働きました。 ただ、レストランだと、ある程度の規模がないと採算をとるのが難しい。そこで持ち帰りのできるパンの店にしようと、物件探しに取り掛かりました。資金関係のコンサルタントの方から「大家さんが蕎麦屋かパン屋を希望している物件がある」と、ここを紹介してもらい、ロケーションも気に入って決めました。 パンづくりをお任せしている小島正義シェフは、フレンチの店で働いていた時の知り合いからの紹介でした。彼もフレンチの出身で、パンやお菓子に魅せられてブーランジェになった方。奇遇なことに、当時たまた […]

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2017.03.30

伊勢丹新宿店で初のパンフェス「ISEPAN!」-行列店・人気店など40店が集結

 伊勢丹新宿店本館6階催物場で3月29日(水)、初めてのパンフェスティバル「ISEPAN!~パン好きのための、パンの祭典~」が開催された。  日本各地の行列店や人気店など約40店が集結する同イベント。会場にはパン作りにこだわりを見せるシェフたちが来場し、会場で焼きたてパンを披露するほか、特別企画による会場限定パンなども多数登場する。  注目企画では、フランスで行われるパンの世界大会「モンディアル デュ パン2017」に出場予定の「ヴィロン」松田武司シェフ、同大会に2度出場している「ブーランジュリー パリゴ」安倍竜三シェフ、同大会の日本アンバサドール協会審査員に名を連ねる「ボン ヴィボン」児玉圭介シェフが来場。それぞれパン生地を練り、発酵、焼き上げまでの工程を会場で披露し、「焼きたて・出来たて」の会場限定パンを販売する。松田シェフは「クロワッサン」(378円)を、安倍シェフは、「バゲット・ド・トラディション」(281円)を、児玉シェフはトラディショナル&モダンな「ショコラとプルノーのソシソン」(519円)を実演販売。こだわりやおすすめの食べ方などを直接聞くことができる。  「パンの街」として知られる神戸で、パンを通して暮らしを楽しくする提案活動を行うブーランジェリーの集まり「KOBE Boulangerie Club」に参加するシェフが日替わりで来場。会場にはオーブンを設置し、日替わ […]

おいしいニュース

2017.03.27

赤坂にメキシカンサンドイッチ「トルタ」専門店 6カ月限定でオープン

 アークヒルズ(港区赤坂1)に3月27日、トルタ専門店「Torta Rica(トルタリッカ)」(TEL 03-5563-2866)がオープンする。運営はハピタ(同区)。  店舗面積は11坪。同施設内にあるタコス専門店「TACO RiCO(タコリッコ)」の系列店としてオープンする。  メーンに提供する「トルタ」とはメキシコのサンドイッチで、同店では現地のトウガラシ「チレ」などを使って本場メキシコの味を再現して提供。トルタにはレタスやフレホレス(豆のペースト)、じゃがいもやにんじんのピクルスなど多くの素材を使うことで、一口でさまざまな味が楽しむことができる。バンズには港区麻布台のパン屋「メゾン ランドゥメンヌ トーキョー」と共同開発で作ったオリジナルの「しろパン」を使う。  トルタのメニューは、南米の紅の実「アチオテ」をスパイスに使い、ハチミツで味付けした「アチオテチキン」(600円)や、パイナップルや赤タマネギを使った、香ばしさと甘酸っぱさが同時に味わえるという「ポークアルパストール」(700円)などを用意する。  ほか、サイドメニューとして用意する「食べるスープ」には、パブリカやトマトをオーブンで焼き上げて作った「パブリカたっぷりのガスパッチョ」(M=600円、S=400円)などを用意。フレッシュジュースの「アグアフレスカ」には、レモンやミント、きゅうりを使った「カッパ&ミント」や […]

おいしいニュース

2017.03.22

日本橋高島屋で「洋の朝食」の祭典-「ボン ヴィヴィアン」など33店

 日本橋高島屋8階催会場で3月22日(水)より、「朝食」に焦点を当てた「心地よい朝からはじまる おいしい暮らし」が始まった。  「朝から始まる豊かなくらし」をテーマに「洋の朝食」を提案する同展。昨年6月、パンとコーヒーの朝食をメインに、サラダ、ほかの国の朝食メニュー、雑貨などをそろえて初開催し「好評を得た」ことから、今回は店舗数を拡大。行列ができる話題のブーランジュリーを中心に、サラダ、朝食にふさわしいスイーツなど百貨店初登場5店舗、日本橋高島屋初登場15店舗を含む全33店舗が出店。会場にはイートンのほか、ドーナツやクレープ、ジェラート、サンドイッチ、パイ、スープなどの店を並べ、その場で気軽に食べることできるフードコートも併設する。  今回の見どころは百貨店・日本橋店初登場の店。イートインには、渋谷のサンドイッチとロールケーキ専門店「ボン ヴィヴィアン」が百貨店・日本橋高島屋初登場。ローストビーフや新鮮野菜、ケールやキヌアなどをのせたボリュームあるオープンサンド「ローストビーフオープンサンド」(スープ・ドリンク付き、1人前1,580円)を提供するほか、日本橋高島屋限定「イチゴとかんきつフルーツのスーパーフードスムージー」(1杯800円)などのスムージーや、5種類のスーパーフードを使ったサラダも用意する。  フワフワのパンケーキが話題となり行列ができるほど人気の、原宿にあるパンケーキ […]

おいしいニュース

2017.03.15

大丸京都店で「パンフェスタ」 34店参加、昼には売り切れ商品も

 大丸京都店(京都市下京区四条通高倉西入立売西町、TEL 075-211-8111)で3月15日、「パンフェスタ」が始まった。  大丸創業300周年祭の第1弾として企画された同イベント。京都だけでなく、各地のベーカリー34店が出店。呼び込みの声や試食をする人で活気を見せている。SNSで人気を集める大阪の「パン ド サンジュ」(堺市)の「とびばこパン」(小=216円)、パン好きに注目されている栃木「ペニーレイン」のブルーベリーブレッド(600円)など人気の商品に行列ができ、昼には完売の札が並んだ。  大丸では約2年ぶりの出店だという「ビゴの店」(兵庫県芦屋市)、催事で人気の「ル ビアン」(兵庫県西宮市)なども登場。パンで知られる「シニフィアン シニフィエ」(東京都世田谷区)は、抹茶の生地に白インゲンや桜の塩漬け、かんきつの皮を入れたイベント限定の「プランタニエ」(1,728円)を用意。大丸京都店の企画担当の土井麻未さんは「カンパーニュ」(1,728円)について、「小麦そのもののおいしさや風味を楽しめるのでパン好きにはお薦めしたい」と話す。  京都初出店の「グレイトフルバーガー」(1,050円)、「ドンク」(兵庫県神戸市)北白川店限定の「ラクレットホットドッグ」、西日本ハンバーガー協会と丹波篠山ラーメンがコラボした「Yabu Ra-men BURGER」(780円)などのイートイン、シ […]

パンのテーブル

2017.03.14

パンとコラボで新しい楽しみ方 パン+○○

東京・中目黒にある人気ブーランジェリー「トラスパレンテ」がプロデュース。「『パンと雑貨の融合』をテーマに、毎日の暮らしと食を繋げ、心豊かな空間と時間づくりのお手伝いをする」というのがコンセプトです。駅ビル1階にゆったりと広いスペースを構えたベーカリーカフェです。 Sesto(セスト) 住所:東京都立川市柴崎町3-2-1 グランデュオ立川1F 電話番号:042-540-2235 営業時間:10:00 ~21:00 定休日:なし 店名の「sesto」は、イタリア語で「6番目」の意味です。イタリアで修業した森直史シェフが中目黒で「トラスパレンテ」を2008年にオープンし、現在は都内、神奈川県内に6店舗を展開。系列の6店舗目、ということで名づけられました。 「うちの店は、トラスパレンテグループの中で、多摩地区への出店、駅ビル内の店舗・雑貨を取り扱う、という点も初めてですし、カフェスペースは全店で一番広く設けてあります。全店に共通するのは『誰かのためにパンをつくること』。お客様に喜んでもらえて、お客様もスタッフも幸せになれること、立川という地域で愛される店を目指しています」と語ってくれたのは、店長の染谷茜さん。 「パンと雑貨」をテーマにした店舗は、早い時期から森シェフの構想にあったそう。「これまで、おいしいパンを提供することで食を楽しんでいただいていましたが、さらに雑貨が加わることで、生活シ […]

パンのテーブル

2017.02.21

希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」を使用したアイテム

パティシエ小山進氏が2003年に開業して以来、今も行列が絶えないパティスリー。定番の「小山ロール」をはじめ、常時600種類以上のお菓子が並んでいます。同店の敷地内には、ショコラ専門店やバウムクーヘン工房、パン工房といった専門店のほか、カフェやお菓子教室が点在し、訪れると一日楽しめるような一帯です。最寄駅から車で約10分と、決して恵まれたロケーションではないのに、なぜこれほどまでに人が集まってくるのか、その魅力とともにご紹介します。 PATISSIER eS KOYAMA(パティシエ エス コヤマ) 住所:兵庫県三田市ゆりのき台5丁目32-1 電話番号:079-564-3192 営業時間:10:00~18:00 定休日:水曜 希少糖が使われたのは、夏の間だけ店頭に並ぶゼリー3種類。素材を徹底的に厳選することでも有名な小山さんが、希少糖を使うことになったきっかけは、「美味しくなかったら意味がない」という、ストイックなまでに「美味しいものをつくりたい」という想いによるものでした。 「今の時代のゼリーはすごく難しい。いいフルーツをふんだんに使おうとすると高くなる。でも、もともとゼリーは高いものという感覚がないから、高いゼリーはそんなに売れない。それでもフレッシュな良いフルーツを使った美味しいゼリーをつくりたかった。だから、もうあまり売れなくてもいい、利益度外視でも“ケーキ屋がつくるゼリーは […]

パンとお店と“私”のストーリー

2017.02.14

ブーランジェリーオンニ マダム 近賀 希さん

店名の「onni(オンニ)」はフィンランド語で「幸せ」の意味です。上大岡駅から歩いて10分ほどの地に、夫婦で力を合わせ、2015年7月オープンしました。 私には、「パン屋のおかみさん」として、尊敬している女性が2人います。 お1人は、最初に入った阿佐ヶ谷のベーカリーの女性オーナーです。今はもう閉店されていますが、その店のパンも雰囲気も大好きで、オーナーの人柄に惹かれ、「ぜひここで働きたい」と思ったのです。3年間で仕込み、窯、仕上げ、接客の全部をやっていく中で、私は接客の楽しさを知り、パンをつくることと同じくらい販売の大切さをオーナーから学びました。ここで知り合った夫とともに、「自分たちの店」を目指しました。 「店を持つなら、ハード系のパンづくりをブラッシュアップしたいね」と話し合っていた矢先、「Zopf(ツオップ)」の求人を見つけ、夫がダメもとで応募。採用され、2人目の子どもがおなかにいるときに一家で千葉に移り住みました。 Zopfのパン、店の雰囲気、接客などをそばで見て、メルマガも毎号熟読し、「伊原りえさんは、理想のパン屋のおかみさん。こういうおかみさんになりたい!」と思い、今も目標にしています。 仕事を離れて子育てしている間、私はひたすら自分たちの店の妄想を膨らませていました。「開店してからでは引き出しを増やす時間は持てないだろう。ならば今のうちに!」と、ネタ帳を何冊もつくりま […]

おいしいニュース

2017.02.02

川越のベーカリーカフェでモーニングサービス トーストは好みの焼き加減で

 「R Baker Inspired by court rosarian(アールベイカー インスパイアード バイ コートロザリアン)川越クレアモール店」(川越市新富町)は1月16日より、モーニングサービスの提供を始めた。  R Bakerは、自家製酵母を使ったパンとコーヒーを提供するベーカリーカフェ。昨年12月、川越クレアモールに埼玉県に初出店した。  モーニングメニューは、種類豊富な食パンを日替わりで用意するトースト(400円~)、ボリューム感のあるサラダ(400円~)、一晩漬けたドライフルーツをふんだんに入れたヨーグルト(500円~)の3種類。それぞれドリンク付きで、コーヒーはオリジナルブレンド、アシッドブレンド、マイルドブレンド、ダークブレンドの4種類を用意する。サラダ(190円)、ゆで卵とベーコン(290円)も追加できる。  トーストは、店内にあるトースターで好みの焼き加減に仕上げて食べる。「トーストもコーヒーもお好みで味わえるサービス。トーストは2分が目安だが、お好みで食べられるのが喜ばれている」と店長。ヨーグルトは女性客からの注文が多いという。  営業時間は8時~21時。モーニングサービスの提供時間は8時~10時30分。全席禁煙、フリープラグ。席数は1階=46席、2階=38席。 (川越経済新聞)